135話 ヒロト ページ37
帰ってきた円堂くんが勢いよく、教室のドアを開ける
秋「あ、やっと戻ってきた。みんな、もう晩ご飯食べちゃったよ？」
夕食を食べ終えた後、教室では雷門と陽花戸中のみんなで今日の試合の話をしていた
姉さんやマネージャー達もいる
円堂「秋！！それどころじゃないんだ！」
秋「え？」
円堂「監督！今日の12時に試合してもいいですか！？ 」
瞳子「試合？」
円堂「はい！」
風丸「誰とやるんだ？」
円堂「オレの友達さ！」
栗松「友達でヤンスか？」
円堂「あぁ！」
土門「まさか、福岡に円堂の友達がいるとはな……」
円堂「ん？いや、違うと思うぞ！そいつとは漫遊寺中で初めてあったんだ！それでさっきまた会った！！｣
鬼道「円堂のことだ。もう、その友達に返事でもしてしまったんだろ？」
円堂「あ、あはは……^^;」
瞳子「ﾊｧｰ。別にいいけど、その子の名前は？」
円堂「"ヒロト"って言います！｣
貴･瞳「「！！？」」
瞳子「ヒロト……くん……」
A(ヒロトってまさか…………！)
円堂「はい！」
A「ね、ねぇ……円堂くん…………そのヒロトっていう子…………どんな子？」
円堂「え？どんな子って……赤い髪で肌が白い奴だな！」
A「………………そう……(やっぱり、私の知ってるヒロトだ…………ヒロトが…………グランが来るってことは…………今度こそ、連れ戻される！きっと、ガイアを連れてくるだろう…………)」
無意識に拳が震える
円堂「？A、どうしたんだ？顔色悪いぞ？」
A「え！あ…………大丈夫……」
円堂「そうか？」
夏未「早く、手を洗って来なさいよ。汚いわね」
夏未さんに言われた教室を出ていく、円堂くん……
瞳子「A……ちょっと来なさい」
A「はい……」
吹雪「…………」
この時、吹雪くんが私を見ているなんて気づかなかった
〜吹雪side〜
監督に連れていかれたAちゃん……
円堂くんがヒロトっていう子の名前を出した時、怯えたような顔をしていた
その子と何かあったんじゃないかと思った
吹雪(Aちゃん…………キミも何か大きな事でも抱えているんじゃない？)
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作者名：桜舞姫 | 作成日時：2016年8月18日 18時
