83話 影山零治 ページ35
鬼道「…………有り得ない……影山の汚さを身を持って知っている帝国学園イレブンがアイツに従うはずがない！！」
円堂「そうだ！絶対、有り得ない！！｣
染岡「下手な嘘つくんじゃねーよ！！」
不動「はぁー？だったら、オレの目が可笑しいのかな？」
鬼道「貴様！誰がいるっていうんだ！誰が！！」
不動「おいおい、教えちまったらおもしろくないだろ？……着いてからのお楽しみさ……ﾌｯ」
不動に案内されるまま、私たちは工場へと入っていった
瞳子「どこにあるの？真･帝国学園は」
不動「オレの言う通り走ってりゃ着くよ」
鬼道「ｸｯ……!」
不動「！そこの門から入ってくれよ」
不動に言われたとおりにキャラバンは進んでいく
門を抜けると周りには海と工場しかない……
学校の影も見えないその場所にキャラバンを止める
全員が外へ出て、真･帝国学園を探す……
円堂「どこにも学校なんか、ないじゃないか」
染岡「てめぇ！やっぱ、オレ達を騙したのか！！」
不動「短気な奴だな……真･帝国学園なら、ほら」
不動が真･帝国学園があるという場所を指さすが海しかない……
ところが……
ﾄﾞｫｫｫｰﾝ!!
水面から何かが飛び出してきた
雷門「「うわぁぁぁ！！」｣
鬼道「これは……！」
水しぶきを上げ、飛び出してきたのは帝国学園の旗を掲げた潜水艦だった
みんな、驚きを隠せない……
突然、潜水艦の上部がゆっくり開かれ、広大なフィールドが姿を現す
直後に、すぐ頭上の壁が開くと
そこから長く伸びてきた階段が目の前に降りた
階段の上にいたのは……
円堂「か、影山……!」
そう、脱走した"影山零治"だった……
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作者名：桜舞姫 | 作成日時：2016年8月15日 21時
