61話 悪戯っ子 ページ13
？？「うっしっし！ざまぁみろ！！」
声のする方を見ると"つるピカール"という名のワックスを持った悪戯っ子そうな少年が木の影にいた
？？「フットボールフロンティアで優勝したからっていい気になって！！」
塔子「お前、よくもやったな！あ！待て！！｣
逃げていく男の子を見て、塔子が柵を乗り越えて追いかけて行こうとするが……
塔子「うわぁぁ！！」
何故か、叫び声が聞こえた
雷門「「え？」」
下を見ると落とし穴にはまっている塔子がいた
塔子「うぇ！っけほ、けほ……！」
？？「うっしっしっし、引っかかってやんのー!うっしっしっ！ほーれ、ほーれほーれ！」
男の子は塔子をバカにしている
風丸「なんなんだ、あいつ……？」
？？「木暮！！」
突然、怒鳴り声が聞こえた
木暮「っ！？」
マズイと思ったのか、木暮という男の子は逃げいていった
円堂「どうなってんだ……？」
？？「全く、しょうがない奴だ……！ちょっと目を離したらすぐにサボって……ハァー！？」
塔子「痛ってて……」
落とし穴から上がっている塔子の所へサッカーボールを持っていた男の人が近づく
？？「大丈夫ですか！？」
塔子「あ、大丈夫！大丈夫！これくらい！」
塔子は苦笑いをしながら答えた
男の人は手を合わせながら謝った
？？「申し訳ございませんでした。うちの部員がとんでもない事をいたしまして」
円堂「うちの部員？」
"うちの部員"という言葉に皆が反応する
一ノ瀬「てことは、あいつ…………」
背の高い人はサッカーボールを持っているということは…………
雷門「「サッカー部！？」」
染岡「あいつがかよ！」
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作者名：桜舞姫 | 作成日時：2016年8月15日 21時
