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物事を考え抱え込む度にストレスとなって体温が上がりやすい体質だった。
｢ オマエがAに何したかは知らないが
その口で説明ぐらいは出来るんだろうな。｣
｢ ごめん、僕が悪いんだ。｣
｢ それは私じゃなくて、Aに言う言葉だろ。｣
傍にはベッドで仰向けの状態で息苦しそうに呼吸するA。
こうなってしまった事に自分が悪いと俯く乙骨を見て、はぁと小さく真希はため息を吐いた。
｢ オマエを嫌いだって言ってんのに
それでもAに構う理由あんの？｣
｢ 僕は ____ ｣
本当はもう、諦めていた。
これ以上、嫌われたくない気持ちもあった。
だから、もう、その手を掴むのもやめにしようとしたのに。
言葉とは裏腹にAの表情は本当に嫌いな相手に接する態度とは思えない、何処か悲しそうにしていた。
それを真希に伝える。
｢ Aは同じ存在のオマエを見て
過去に犯 した罪を思い出したくないんだよ ｣
｢ 前に五条先生にAさんの件、聞いたよ。｣
｢ 他には？ ｣
｢ いや、親友が殺 されたってことぐらいかな｣
｢ なら、教えてやんよ。 ｣
苦しく重い空気の中で明かされる1つの真実。
｢ Aは死んだ親友を呪い、その残骸を一つ残さず喰ったんだよ、ずっと居られるように。｣
全身に駆け巡る血液には親友のも流れている。
｢オマエみたいに自ら手放せないと呪ったように
Aもまた、同じように..いや、アレは互いに望んだんだ。親友を取り込めば永遠にAの中で生き続けられると。｣
｢ どうして、それを真希さんが知ってるの..？｣
｢ A本人が言ってたからな。
“ あの子がずっと私の中に居るよ “ って。｣
喰べてしまえば、ずっと居られる。
ずっと、中で生きられる。
今度こそ、誰にも邪魔されない。
｢ “ 二人だけの世界 “ って。｣
一つの真実を聞き終えた乙骨。
そして、もう一度眠るAに視線を向けた。
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ナミ - コメント失礼します！すごく面白いです！続きが気になります！更新頑張ってください(^^) (2023年3月21日 17時) (
レス) @page13 id: cbde72f558 (このIDを非表示/違反報告)
馬鹿です - 面白いです！更新待ってます！ (2022年4月9日 20時) (レス) @page11 id: ae233b0539 (このIDを非表示/違反報告)
天乃(プロフ) - はじめまして！とても面白くて読みやすくて最高です（TT）更新待ってます☺️ (2022年4月7日 0時) (レス) id: 0d8f1d3fb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：(´･_･`) | 作成日時：2022年4月1日 20時
