検索窓
今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:37,613 hit

02 ページ3

_____





「 だから、仲良くしろって言っただろA 」



『 .. 』




昨夜の乙骨への態度はすぐに担任の五条にへと情報が回り、後日、呼び出されるA。

チッと軽く舌打ちをし、不満気な顔を見せる。





「 会ってまだ、一日しか経ってないのに勝手に印象を決めるのは良くないよ。話せばいい子なんだからさ。 」


『 そうですね。私は興味ないので。 』


「 そう言わないの。ちゃんと話して交流を深めなきゃ。これから同じく過ごす仲間だろ、A。 」


『 私は仲間になったつもりはないです。他の方達に任せるつもりなので。 』



頑なに乙骨を受け入れようとしないA。

その理由は単純で子供のような言い訳だった。






『 被害者ヅラして、びくびく生きてる人間なんて
早く、消えればいいのに。 』




ぷつぷつと湧き上がる感情。乙骨という存在を見る度に私の中はぐちゃぐちゃにかき乱されていく。







「 はぁ.. お前が誰かを恨む気持ちは分かるとは言わないけど、冗談でも二度とそんなこというなA。」





普段は優しい、五条。
Aの一言で変わる喋り方はまだ、学生だった頃の時を思い出す。

俯くAの頭を撫でて、気を落ち着かせる。



『 じゃあ、どうしろっていうんですか。 』



この先、嫌でも乙骨には会う。
その度にどんな顔をして、何を話せばいいの。




「 慣れる方法なら、一つだけあるよ。」

『 ..? 』




何が?と不思議な顔をするAに対してにやりと笑みを浮かべる五条。

同時に二人きりしか居なかった部屋の扉が誰かによって開けられる。






「 あの、ここで合ってますか..?」





『 ..うわ.. 』

「 こら、そんな顔しない。 」





乙骨が入ってきて、嫌な顔をするAの頭を今度は軽く叩いた。





_____

03→←01



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (154 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
376人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 乙骨憂太
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ナミ - コメント失礼します!すごく面白いです!続きが気になります!更新頑張ってください(^^) (2023年3月21日 17時) (レス) @page13 id: cbde72f558 (このIDを非表示/違反報告)
馬鹿です - 面白いです!更新待ってます! (2022年4月9日 20時) (レス) @page11 id: ae233b0539 (このIDを非表示/違反報告)
天乃(プロフ) - はじめまして!とても面白くて読みやすくて最高です(TT)更新待ってます☺️ (2022年4月7日 0時) (レス) id: 0d8f1d3fb5 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:(´・_・`) | 作成日時:2022年4月1日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。