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どのぐらい眠っていたのだろうか。
ズキっと頭に走る痛みで目が覚めた。
体を起こして、周りを見渡し冷静に状況を理解する。
それからふと、右手に違和感を感じた。
『 こいつ.. 』
あれほど、触るなと言ったのに私の右手をぎゅっと離さずに握りながら眠る乙骨が居た。
ここですぐに離して今度こそ、殴りたいが気持ち良さそうに眠るこいつを見てそんなとこすら出来ない。
『 最悪だよ。あんたの前で面倒かけたんだね。』
こうなる記憶は薄らと覚えている。
全身の体温が上がって気を失いそうになる寸前に目に映る乙骨の焦った顔。
そのあと、どうなったかは知らないけれど私が医務室に居るっていうことはわざわざ、運んでくれたのだろう。
..そんな気遣い要らないのに。
眠っていても私の手を離さずに強く握る乙骨の手は誰よりも温かく感じる。
なら、せめての礼に私も離さず貴方の手を握ることを許してくれる？
【 お”前にに憂太をわださない”⠀】
『.. 別に取って食べたりしないよ。』
貴方自身が呪ったソレは許してくれないけど。
起こさないようにそっと手を離して、メモを残して私は医務室から出る。
ようやく一人になれて、気が楽になった。
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ナミ - コメント失礼します！すごく面白いです！続きが気になります！更新頑張ってください(^^) (2023年3月21日 17時) (
レス) @page13 id: cbde72f558 (このIDを非表示/違反報告)
馬鹿です - 面白いです！更新待ってます！ (2022年4月9日 20時) (レス) @page11 id: ae233b0539 (このIDを非表示/違反報告)
天乃(プロフ) - はじめまして！とても面白くて読みやすくて最高です（TT）更新待ってます☺️ (2022年4月7日 0時) (レス) id: 0d8f1d3fb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：(´･_･`) | 作成日時：2022年4月1日 20時
