僕らの居場所～続～ (ページ6)

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「…はぁ。わかった。

別にお前が頭下げることあらへん。」

藤原は下がってる頭に思わず手をのせた。

「丈くん！！」

思わぬ出来事に大橋も大喜び。

「けんとー、遊ぼうや。」

藤原は長尾に声をかける。

「…ええの！？」

目をキラキラにしている。

「何すんの？」

「これー！」

指さすのは積み木。

藤原はどう遊べばいいのかわからない。

「ほら、じょうくんも！！」

なんて言われても、積み木を持って何をしろと…。

見かねた高橋が声をかける。

「けんと、何作ってるん？おうち？」

「うん！！」

「丈くんもおうち作りましょ。」

「わかった。」

そこから3人で黙々と家を作っている。

「できたー！！

おおはしくーん！！」

「なにー？」

「みてー！！」

大橋を呼んで自慢してる。

「わぁ！すごいな！

やっぱ、けんとのセンスええなぁ。

これ、恭平？うまいな！スタイリッシュや！

これは…丈くん？」

「おう。」

「なんや、その…

独創的やな！」

「フォローになってへん！」

長尾はよくあるような三角屋根の家を

高橋は近代的な四角の家を作っていた。

藤原は色使いも形もなかなか住みづらそうな…。

「次や。次、車作るで。」

「うん！！」

なぜか第2回戦のテーマは藤原が指定し、

また作り始めた。

「何やってるんですか？」

「…この車やば。」

「すげーな。」

その熱い戦いを

西畑、大西、道枝も観戦していた。