33. ページ34
「あっれー？ひま？
VIPルームとかどう？」
道枝はまた声をかけられている。
「はぁ。」
とため息をつき離れようとしたが
腕を掴まれてしまった。
「は？」
「は？じゃないだろ？
目上の方が話しかけているのに、
その態度はないんじゃないのかなー？」
道枝は確認した。彼が今回の対象者だ。
力が強く、逃げられる状況ではない。
「あ、あの、忙しいので。」
「そんなんで返すわけないだろ？」
このままではVIPルームに連れてかれ、
ボゴボコにされる。
依頼がないのに
こいつに手を出してしまいかねない。
道枝は悩んだ。
大事にするわけにもいかない。
「ほらいくぞ。うわっ！！」
「あ、あ、すみません！！」
流星が対象に体当たりをしていた。
「てめー、何やってんだ！」
「本当に本当にすみません！転んじゃって…」
その瞬間に道枝は外に出る。
「あぁ。本当にごめんなさい、失礼します！」
流星もすぐに逃げ去る。
「よくやったな。流星。」
「大ちゃん。」
外にいると見張りの大吾と
先に出て行った道枝がいた。
「ほら、いうことあるんやろ。」
「…別に。…いいところだったのになぁ、残念。」
「おい、おまえ…」
「なんやねん！
困ってると思ったから助けたんに！」
「別に困ってへんし！」
すぐ口喧嘩が始まる。
「はぁ。帰るで。」
大吾がなんとか止め、帰路に着いた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 109人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なにわ男子ラブ - なるほどわかりました、楽しみにおまちしておまちしております (2019年10月24日 0時) (
レス) id: dd05859d14 (このIDを非表示/違反報告)
ゆおん(プロフ) - なにわ男子ラブさん» 見ていただいてありがとうございます！続編話がまだできてないのに、作成してしまったので皆さんから見えないようにしてるんです泣お話ができたら見えるようにするので、気長に待っていただけたら幸いです！ご質問ありがとうございました。困惑させて申し訳ありません。 (2019年10月22日 15時) (レス) id: fad8cd4efa (このIDを非表示/違反報告)
なにわ男子ラブ - 突然すみません、いつも僕らの居場所を拝見させていただいていますとっても良くて好きなのですがストーリーの続気がブロックになっていてキーワード検索したいのですがどうすれば良いのでしょうか？突然長くコメントをしてしまいすみません (2019年10月22日 14時) (レス) id: dd05859d14 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆおん | 作成日時：2019年3月9日 22時
