冠城くんの後輩。【相棒】

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冠城side




今目の前にいるこいつは、門倉A。
俺が法務省に居た時の後輩にあたる。


亘｢で、用件はなんだ？｣


『用件って…特になにも？』


亘｢なにもなくて来るわけないだろ。｣


『じゃあ言いますけど、移動ですよ。』


亘｢そうか…移動か。｣


移動…え、待てよ。
Aは移動って言ったよな？←言いました


亘｢なんかやらかしたか？｣


『なにもやらかしてませんよ…先輩と同じにしないでください。』


右京｢冠城くんはなにも知らないようですねぇ。｣


亘｢俺もやらかしてねぇよ。ってか、右京さんは知ってたんですか？来ること。｣


右京｢昨日、甲斐さんから直接“明日から特命係に1人加わるからよろしく”と。ただそれだけでした。｣


『冠城先輩は事件に興味が湧きすぎて法務省を事実上クビにされたんですよね？しかも、自ら特命係に志願したとか。』


亘｢それは今、関係ないだろーが。どうして言わなかったってことだよ、移動を。｣


それが問題だ…ただでさえ、法務省では問題ばかり起こされたんだからな。←


右京｢サプライズだそうですよ。甲斐さんにも名前を言わないように言われたらしいですから。｣


亘｢考えることがわからないな。｣


『あまり考えすぎると頭固くなりますよ〜。』


亘｢余計なお世話だ。｣


未だに俺の椅子に座ってるA。
ここに来て、また問題ばかり起こさないように見張っとかないとな…。

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