Яー20

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’



｢......てる？ねぇ.......Aってば！｣




｢え？あぁ、ごめんね何？｣




｢また上の空よ。何かあったの？｣







あの電話の日以来、なんか全てのことに力が入らない


淡々と過ごす毎日が続く







｢ううん。疲れてるだけ｣






｢じゃあアメリカ行こうぜ｣






｢わっ！宇髄先輩！？｣






ニョキっと横から出てきた先輩


あ、あめりか？






｢サークルのメンバーで行こうと思うんだ。
海外へ行き現地の雰囲気に馴染み心のグローバル化を進めるっ｣




｢本音は？｣




｢お前にいい男を見つける！日本がダメならアメリカじゃいっ｣




｢先輩ー、Aが行くわけ.......｢行こうかな｣....ほら。えっ！？｣



｢気分転換に良いかなって｣




｢はいはーい！じゃあ私も行く！ニューヨークで買い物したい！｣





｢よしっ、じゃあお前ら二人参加な｣






アメリカか.......行ったことないな


梅もめっちゃ喜んでるし、気分転換にもなるし、行ってみよう






’’’2週間後’’’




｢わぉ.......アメリカの美女やべぇ！｣


｢ちょっとうるさいわよたんぽぽ！だいたいなんであんたがここに？｣


｢同じサークルなんだから当たり前だろっ
Aがいい男捕まえんの見届けるんだよ！｣





アメリカって騒がしいな




なんか、





｢アメリカだーーー！！｣





叫びたくなる





｢ちょっと恥ずかしいわねやめてよ！｣



｢ねぇ見てあれ！でっかいハンバーガー！あっ、あのコートかわいー！｣






アメリカ、楽しいじゃんっ







’




’






｢.......あれ？ここ、どこ｣







アメリカ、広すぎじゃん






梅がトイレ行くっていって、なかなか帰ってこなくて探しに行ったら迷ったという.......






やばい、何もかも英語で読めない......






｢.......あ、もしもし善逸？今？今はちょっと一人でアポなし旅というか、｣





『迷子だろ』





｢はい｣





『はぁー.......迎えに行くから。どこにいんの？』





｢いや、それがちょっと英語ばっかで.......あー、待って近くの人に｣





やばい、人混みがすごくて





｢あっ、すみません｣






ぶつかってしまう





｢.............あ｣






『もしもし？どうしたの？もしもしっ？』





その時、





私は携帯が落ちるのも気にならないくらい






｢あの、携帯落ちましたよ？｣






彼に夢中だった

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