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｢.......じゃあ、無一郎は、私のために、別れたの？｣
全てを聞いた時、体の力が全て抜けて床に倒れ落ちた
｢ゆり.......あの女は、何のために、そんなことを｣
｢俺もあの女のやる事は今でも分からない。ただあの女の執着心の強さは人間の持つものじゃないんだ.....｣
｢私のことをそんなに恨んでるなら.......私になにかすればいいのに！どうしてっ｣
ぬがせた写真で脅すなんて、馬鹿みたいなことを.......
無一郎を、傷つけてまで.......
｢ごめん。あの頃、妹の手術があって.......それをあの女の病院でやってもらって.......下手なことは出来なかったんだ｣
今さらすぎて、ルークさんを責める気にはなれない
｢でも、聞いて欲しい。あの夜は君に何も手を出してないんだ。まぁ、ぬがせはしたけどそれだけ。
それに、例の写真が入ってるUSBには、パスワードがかかってるんだ｣
｢パスワード？｣
｢あぁ。二重構造になってて、例の写真の方はパスワードを打たないと表示されない仕組みになってる。
つまり、あの女が脅しに使ってるのは、ただ君に似た顔の子の画像をネットで探して、上手い具合に合成しただけ｣
｢.......ど、うして？そんな、バレたら妹さんが｣
｢大丈夫。その手には伝手があって匠にお願いしたから。
パスワードかけたのは、あいつに嫌気がさしたから。それと、もう傷つく女の子を見たくなかった......
俺、勝手だよな、ほんと｣
ルークさんはベットから降りて、地面に頭をつけた
｢ごめん！！殴るでもこの姿をSNSにあげるでも、なんでもしてくれ！！ずっと、謝りたかったんだ！！
バットでも何でも持ってきて殴ってくれ！｣
ルークさんは私に泣きながら縋り付く。
きっと、今での罪の重さに耐えられなくなったんだろうな
｢.......もう、良いんです｣
もう、遅すぎた
｢どうして！！｣
｢だって....無一郎はモテるし、もう彼女とか
いるかもだし、それに....電話も繋がらないんです｣
誰も居場所を知らない。
会う手段も、どこにもない
｢どこにいるかも、分からないし....会えないんですっ｣
だから、もう
｢むり、なのかな....？｣
｢無理なんて分からない！彼はまだ君のことを好きかもしれないだろ！｣
｢.......でもっ｣
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その夜、ルークさんに押されて私は一本の電話をかけた
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えお子 - とっても素敵なお話ですね！！続きのお話もみてみたいです、、 (9月24日 1時) (
レス) @page44 id: ab323fe17a (このIDを非表示/違反報告)
^_^ - 最高でした！！！！！続きの小説に飛べないのですが、もう続きはでないのでしょうか、？ (8月7日 16時) (レス) @page44 id: e2cd766be4 (このIDを非表示/違反報告)
雛 - もう続きは出ないのでしょうか🥲最高でした！！ホントもっと早く見つけたかった、、、めっっっっちゃかんどうしたしちょいちょい笑えるところもあって面白かったです！続き待ってます💪🏻 (6月30日 22時) (レス) @page44 id: e2cd766be4 (このIDを非表示/違反報告)
天 - まじ号泣です泣 (2021年8月14日 17時) (レス) id: b7f3dee41e (このIDを非表示/違反報告)
夜々＊(プロフ) - いいシーンなのに、目からポカリで笑っちゃいました（笑） (2020年10月7日 14時) (レス) id: b94f92643a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なつ | 作成日時：2020年5月16日 14時
