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「.......ぇ?」




気の所為、かもしれない

たまたまかもしれない

まだ期待しちゃだめ.......









「A.......A、A!」






無一郎は私の頬に手を添え、何度も名前を呼ぶ

何かを確かめるように、何度も





「むいち、ろ?」






「ごめんね.......A」





「なんで、あやまるの?」





「どうして、一番大切な人を忘れてたんだろう.......」







うそ.......記憶が.......







「戻ったの?」







ほんとに?







「ただいま」







無一郎は、ふにゃりと笑ってそう言った





嬉しさで、舞い上がりそうで、座ってる彼を思い切り抱きしめた







「ばか!ばかばかばかっ!ばか!」




「ごめんね、泣かないで....」




「......ううっ、よかったよぉーこのままだったらどうしようって.......」









メイクも落ちるし顔もブサイクになるから泣きたくないのに、涙が止まらない






「....ひっく、...ねぇ、ひとつ聞いていい?」




「うん、なに?」




「なんで、今思い出したの?」









「あぁ.......僕、前に一回Aにポカリかけられたことあってさ、それがずっと忘れられなかったからだと思う」







「はぁ?何それ.......」







私たちの思い出は所詮ポカリってこと?






「ばからし.......」






ポカリ根に持ちすぎだよ.......







「でも良かった.......っもうずっと悲しくて寂しくて死にそうだった!」






人の気も知らずに微笑む無一郎の頭をパカパカと叩く







「私.......やっぱりだめなの」









何度も忘れようとした

何度も他の道に行こうとした

何度も諦めかけた




でもね、やっぱりだめなの







「無一郎じゃなきゃだめなの!」







貴方じゃなきゃ、だめなの

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えお子 - とっても素敵なお話ですね!!続きのお話もみてみたいです、、 (9月24日 1時) (レス) @page44 id: ab323fe17a (このIDを非表示/違反報告)
^_^ - 最高でした!!!!!続きの小説に飛べないのですが、もう続きはでないのでしょうか、? (8月7日 16時) (レス) @page44 id: e2cd766be4 (このIDを非表示/違反報告)
- もう続きは出ないのでしょうか🥲最高でした!!ホントもっと早く見つけたかった、、、めっっっっちゃかんどうしたしちょいちょい笑えるところもあって面白かったです!続き待ってます💪🏻 (6月30日 22時) (レス) @page44 id: e2cd766be4 (このIDを非表示/違反報告)
- まじ号泣です泣 (2021年8月14日 17時) (レス) id: b7f3dee41e (このIDを非表示/違反報告)
夜々*(プロフ) - いいシーンなのに、目からポカリで笑っちゃいました(笑) (2020年10月7日 14時) (レス) id: b94f92643a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なつ | 作成日時:2020年5月16日 14時

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