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「ちょっ?ほらもう帰ろ!?無一郎!」





やっぱり、ほぼ一日外にいて、強盗犯倒したりして、入院中の体への負担は半端ないはず.......






「うー、ごめん、ちょっと休んでいい?」






無一郎はおぼつく足取りで近くのベンチまで行く





「もちろん!あ、じゃあお水買ってくるね!っわ?」




走ろうとするも手を引っ張られる





「アメリカの水、ちょっとやだ.......他のでお願い」





「分かった!」






えーっ、でもお水以外にいい飲み物あるかな

出来れば日本で飲みなれてるの.......







眩しく光自販機を除くと







「これだ!」







私はその飲み物のキャップを親切心から開けておき、無一郎の元へ零れないように注意しながら小走りで行く






「むいちろー!ポカリあった、おっ?」







バシャッ







小石につまづいた私は、あろう事か瀕死状態の無一郎の顔面にポカリを零してしまった







「ぎゃあっ!ごめん!ほんとにごめん!」







私は震える手でハンカチを持ち、無一郎の顔を拭う




「ごめんねっ、今拭くから!」





ひやぁあ〜結構かかってる.......!


拭いても拭いても.......





「あれ?何か目からポカリ止まらないんだけど!?
ごめんっいっぱい目に入って.......」








ちがう。






これは、ポカリじゃない








涙.......








「A」









その時、はっきりと、彼は確かに私の名前を呼んだ







記憶を失って以来、初めて

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えお子 - とっても素敵なお話ですね!!続きのお話もみてみたいです、、 (9月24日 1時) (レス) @page44 id: ab323fe17a (このIDを非表示/違反報告)
^_^ - 最高でした!!!!!続きの小説に飛べないのですが、もう続きはでないのでしょうか、? (8月7日 16時) (レス) @page44 id: e2cd766be4 (このIDを非表示/違反報告)
- もう続きは出ないのでしょうか🥲最高でした!!ホントもっと早く見つけたかった、、、めっっっっちゃかんどうしたしちょいちょい笑えるところもあって面白かったです!続き待ってます💪🏻 (6月30日 22時) (レス) @page44 id: e2cd766be4 (このIDを非表示/違反報告)
- まじ号泣です泣 (2021年8月14日 17時) (レス) id: b7f3dee41e (このIDを非表示/違反報告)
夜々*(プロフ) - いいシーンなのに、目からポカリで笑っちゃいました(笑) (2020年10月7日 14時) (レス) id: b94f92643a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なつ | 作成日時:2020年5月16日 14時

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