【完】Яー18

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’



｢あった！｣
｢受かってた！｣



色んなとこから歓喜の声や




｢無い...｣
｢あー、死のう｣




悲叫の声が聞こえてくる






｢受かったァァァァ！！！爺ちゃぁぁあん！｣






その中でも一人、すんごい声が聞こえてびっくりした

善逸かと思ったわ.......善逸だったりして笑




いやいやないないっ！確かに善逸の受けるとこ知らないけど流石にない。善逸あんま勉強してないとか近くがいいって言ってたし



と、自分でツッコミを入れつつ恐る恐る掲示板を見る






私の、番号は.....






｢あっ、あった！｣






あったぁぁぁあ！！





今すぐこの場でサンバを踊りたくなるけどぐっと堪え、急いで電話した






｢【おかけになった電話番号は、電源が入ってないか、電波の......】｣






けれど、やっぱり出ない






最近、忙しいのか分からないけど、電話にも出ないしメッセージも全然見てくれないし



見てくれたとしても3日に1回とかで、返事は全部｢うん｣とか｢へー｣ばかり




前は秒単位で見てくれたのに.......





発表も終わったし、会えるかな？





まだ既読が着いていないメッセージの下に、｢明日時間ある？久しぶりに会えないかな？｣と送る







ピコンッと通知音がなってすぐ画面に食いつくと






来た....！






"いいよ。僕も話したいことがあったんだ"







良かったぁ会える！話したいことって何かな、大事なことかなっ






待って、もしかして.......！






明後日私の誕生日だから、もしかして！？





そうなのかな！？








すぐに"わかった！"と返事した








ルンルン気分で駅まで歩いていたら、噂の宗教団体の人たちがいた




ゆりちゃんの言葉通りスルーするも




｢あんた...悪いもんついてるね｣




その中の白髪のおばあさんに引き寄せられるように
私の足が自然と止まった





｢悪いもん...？｣




｢あんた気をつけな。体に毒入ってたみてぇだよ｣




｢毒！？｣




｢あぁ。もうでていくがね。変なもん飲んだみてぇだ｣




｢変なもんなんて、そんな....｣




青汁くらいしか......



｢安心しな。毒つったって危ないもんじゃない。ちぃと眠ってたみてぇだな｣




｢はぁ｣





｢あんた誰かに恨まれてるね。気をつけた方がいい｣




おばあさんは怪しげに笑いながらまた椅子にぺたりと座る



｢へぇー。イギリスのミルクティーって結構茶色いのねぇ｣



電車で、何故かこの言葉が頭に入った

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