【完】Яー18

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疑惑を持つまま、日は過ぎていき.......





遂に体育祭の日がやってきた







炭治郎は赤団

伊之助とアオイは青団

無一郎は緑団

私は黄団

善逸とカナヲは白団







徒競走、リレーなど走る競技で、善逸が出ていたものは全て彼が1位だった






その光景を見て、体育祭が始まる前、彼に言われたことを思い出す






"俺とAの団、どっちが優勝するか勝負しよーぜ！"




"は？"




"で、勝った方がお願い事聞いて貰えるの！"








たくっ.......勝手なんだから


善逸が居たら勝てるわけないジャン





とはいえ、私との勝負のために頑張ってくれるのは嬉しかった





負けたら、今日は素直になろうかななんて考える






自分の競技を終えた私は、用具係としての任務を全うしていた






｢新菜さん、これ運んでくれる？｣






分かりました、と重なっているコーンを受け取り、体育用具室に運ぶ


ふぅ.......結構重労働だわね






｢だか.......もう.......わか｣


｢で....、わたし.......あな｣






人目のない学校の"何処か"は、絶対何かあるもので。





現に女子と男子の話し声が、隣の空き教室から聞こえる



いつもならスルーするのだが、この時は出来なかった







｢もう別れただろ？俺たち｣






男子の方の声が、妙に似ていた






｢でもっ、あんなの別れたって言わないよ！私はまだ.......｣




｢っもう、行くから｣




｢待って！.......私の事、まだ好きなんでしょ？｣






女子生徒は問い詰める






男子生徒は









.......









何も言わなかった









けれど否定もしなかった









｢なんで.......？｣









ばか

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