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TH「は！？Aっ？なんで…」
「訳は後……きゃあっ」
TH「A！！」
目の前の巨大な怪物は、獲物を俺からAへと変えてしまった。
TH「やめろ！そいつには手を出すな！」
【馬鹿な女め…お前から処分してやろう】
止めに入ろうとするも体が何かに縛り付けられてて動かない……！
TH「立て！立つんだ！」
サタンがその鋭い爪を振り下ろす寸前でAは立ちあがり、間一髪で避ける。
けど、これじゃ時間の問題だ！
オレは動けないしAは足を引きづってるし…
TH「クソっ！」
【遊びもここまでだお嬢ちゃん。さぁじっとしてな】
TH「逃げろ！逃げろ！」
逃げようとするAの足に、どこからがツタが生えてきて絡まってしまう。
TH「やめろぉお！」
今度こそ身動きが出来なくなってしまった彼女に、爪が……
爪が……
【なっ……当たらないだと！？】
不思議な事に、サタンの攻撃はAにかすり傷ひとつ与えない。
弾いてるという言い方が正しいんだろうか。
原因は直ぐにわかった
Aの人差し指にある指輪が光っていたから
俺が渡した、あの指輪……
【……これ……は】
「……え？」
【ルシファーの……指輪】
いつの間にか足元のツタは消え、俺も自由に動くことが出来た。
TH「……A！その指輪を貸して！」
もし、もし可能性があるなら……
「え！？あ、うん」
サタンを元の姿に……！
スポッ
ボンッ
「へ」
TH「や、やっぱり……」
サタンは見事元の少年の姿に戻っていた。
ただ、幽霊として。
ｻﾀﾝ「戻してくれてありがとう」
サタンはAの手を取り
ｻﾀﾝ「ここから月の方角へ進むと、魔幻石のある洞窟につく。そこには悪魔のベノムがいるんだ
僕からのお願い。ベノムを倒してくれ。
そして魔幻石を破壊して、全てを終わらして
僕達が招いてしまった悲劇を、どうか終わらせて欲しいんだ」
Aのほっぺたにキスをした。
「……ん」
ｻﾀﾝ「これは守護のおまじないさ
君達は運命の子だ。神様が選んだ選ばれし子。君達ならきっと、ベノムを倒せる」
「運命の子……？」
ｻﾀﾝ「あぁ。
戻してくれて本当にありがとう。A」
「行っちゃうの？」
ｻﾀﾝ「ルシファーが……待ってるから」
そういいサタンは光のように消えていった。
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Kojima-Yurina - 凄く良いお話ですね‼︎続き楽しみにしています!頑張って下さい‼︎ (2022年8月20日 10時) (
レス) @page34 id: 3d3291bd67 (このIDを非表示/違反報告)
チムチム - いえ、大丈夫です笑とても感動してますww (2020年2月10日 22時) (レス) id: ad6e6d10f3 (このIDを非表示/違反報告)
なつ(プロフ) - チムチムさん» お待たせしてごめんなさい！コメントありがとうございます！ (2020年2月8日 21時) (レス) id: 43f52ed149 (このIDを非表示/違反報告)
なつ(プロフ) - チムチムが好きな白いライオンさん» すみません、やっと更新しました！ (2020年2月8日 21時) (レス) id: 43f52ed149 (このIDを非表示/違反報告)
チムチム - もう辞めたんですか？辞めてなければ、更新お願いします。とても感動しました (2020年2月7日 23時) (レス) id: ad6e6d10f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なつ | 作成日時：2018年7月29日 6時
