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JM「ねぇ、そろそろ思い出した？」
朝、学校へ向かう途中。
ジミナは毎日のように俺に聞いてくる。
TH「まだ。てか毎日それ聞いてない？」
JM「だってもう一ヶ月だよ？可哀想だよ」
可哀想なのはきっとあいつの事だろう。
確かにもう一ヶ月経ったし、懸命に俺の記憶を戻そうとしてくれるあいつには申し訳ないと思う。
でも、思い出せないんだよ。あいつの事は何もかも。
TH「んな事言ったって……」
JM「あ、Aちゃん」
ジミナが大きな声であいつの名前を呼ぶと、勢いよく振り返った。
その目は大きく見開かれていて、頬が上がって嬉しそうな顔。
でも、俺を見る時のあいつの顔は、いつも悲しそうで寂しそうな顔だ。
心からの笑顔なんて見たことない。
「おはようジミン君。おはようテヒョン」
その事で無性に腹が立って、ジミナとAを置いて学校に入った。
教室に入ると、いつものように取り囲んでくる女子達。
はっきり言ってうざい。あいつ以下だけど。
そんな女子達を横目に、なんとなく廊下を見た時。
二人で仲良く並んで、楽しそうに話す場面を見た途端、嫉妬に近い気持ちが湧いてきた。
嫉妬に近いと言うのは、俺が嫉妬って認めたくないから。
嫉妬なんてばからしい……
「ねぇテヒョン君、もうすぐフォークダンスだねっ」
そう言えば以前にも俺は、
フォークダンスの事で嫉妬した気がする。
なんでたっけ……
楽しそうに踊るジミナとあいつが脳内に映る。
思い出したくもないや。
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Kojima-Yurina - 凄く良いお話ですね‼︎続き楽しみにしています!頑張って下さい‼︎ (2022年8月20日 10時) (
レス) @page34 id: 3d3291bd67 (このIDを非表示/違反報告)
チムチム - いえ、大丈夫です笑とても感動してますww (2020年2月10日 22時) (レス) id: ad6e6d10f3 (このIDを非表示/違反報告)
なつ(プロフ) - チムチムさん» お待たせしてごめんなさい！コメントありがとうございます！ (2020年2月8日 21時) (レス) id: 43f52ed149 (このIDを非表示/違反報告)
なつ(プロフ) - チムチムが好きな白いライオンさん» すみません、やっと更新しました！ (2020年2月8日 21時) (レス) id: 43f52ed149 (このIDを非表示/違反報告)
チムチム - もう辞めたんですか？辞めてなければ、更新お願いします。とても感動しました (2020年2月7日 23時) (レス) id: ad6e6d10f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なつ | 作成日時：2018年7月29日 6時
