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SJ「あ、おかえりテヒョン」
TH「ヒョン……死にそう」
SJ「はい。これ飲みな」
そう言ってヒョンから差し出される赤い液体を喉に通す。
血の味だ……
俺たちは吸血鬼。
吸血鬼と言っても、外見は普通の人と何も変わりはしなくて、俺の知ってるなかでは7人程しかいなくて、
ついこないだ、故郷を守るために里帰りしたんだけど……そこからの記憶があまりない。
ていうか、すっぽりとない。
というのも、それは俺が死にかけた時、
あるやつの血を飲み、その血が花のもつ回復効果と融合したとかで、その血の持ち主の記憶が消え失せたらしい。
ちなみに最近、そのある奴が俺につきまとってくる。ここんとこ毎日。
「おはよう」
学校でも
「こんにちは〜
あ、テヒョン」
放課後でも。
ここまで来ると本当にストーカーレベルかなと思ったりもする。
どうして毎日つきまとうの？そう聞いても、
「テヒョンが思い出したら全部分かるよ」
って言って、はぐらかすし。
俺とコイツが以前、どんな繋がりがあったのかも誰も教えてくれない。
思い出そうとしても、思い出せない。
ただ一つ、分かるのは
「え？テヒョン、もう帰るの？」
TH「用済んだし」
「そっか。またね」
きっとこの子は、俺にとってすごく大事な存在だったってこと。
時々、コイツがふわって笑う顔を見て、愛おしいとか、大切にしてあげたいととか、そういう感情が生まれてくる。
なんでかは自分でもわからないけど……
「あ！待って、テヒョン、忘れ物！
いてっ」
TH「……なにバカみたいに転んでんの」
「へへっ…ごめん」
ただ、この子は多分、俺がいなきゃダメなんだ。
TH「ほら立てよ」
「えっ？ありがと」
俺がいないと。
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Kojima-Yurina - 凄く良いお話ですね‼︎続き楽しみにしています!頑張って下さい‼︎ (2022年8月20日 10時) (
レス) @page34 id: 3d3291bd67 (このIDを非表示/違反報告)
チムチム - いえ、大丈夫です笑とても感動してますww (2020年2月10日 22時) (レス) id: ad6e6d10f3 (このIDを非表示/違反報告)
なつ(プロフ) - チムチムさん» お待たせしてごめんなさい！コメントありがとうございます！ (2020年2月8日 21時) (レス) id: 43f52ed149 (このIDを非表示/違反報告)
なつ(プロフ) - チムチムが好きな白いライオンさん» すみません、やっと更新しました！ (2020年2月8日 21時) (レス) id: 43f52ed149 (このIDを非表示/違反報告)
チムチム - もう辞めたんですか？辞めてなければ、更新お願いします。とても感動しました (2020年2月7日 23時) (レス) id: ad6e6d10f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なつ | 作成日時：2018年7月29日 6時
