雪男のﾏﾈｰｼﾞｬｰは騎士様です(仮)

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目黒さんはグッと私を持ち上げ目黒さんの上へ向かい合わせになりそして私の肩に顔を埋める。
もう抵抗しても無駄かと思い素直に抱きしめられる

何時間経ったかな……多分実際は数分なんだけど、とても長く感じた……

目黒さんは腰に腕を回し更に密着する。
目黒「……俺さ……やっぱ雪守さんいなきゃダメだわ……」
「えっ？」
目黒さんはポツポツと今までの話をしてくれた。
私が居なくなってダメになった。寝れなくなった。
仕事の事やプライベートの事。
私はそれを無言で聞いていた。
目黒「……だからさ……帰って来てよ…俺……頑張る……頑張るから……」
肩が濡れるのを感じる。そして、少し振るえてる……
私は何も言わず目黒さんの肩に手を回しあやす様にトントンと、リズムを刻む……初めて私から触った。
緊張が解けたのか…寝てしまった。
完全に寝たのを確認し、目黒さんから離れる。
ソファーを倒しベットにして寝室から布団を持ってきてかけた。

pipi

目黒さんの携帯がなった。目黒さんは爆睡中の為出ないけど……画面をチラッと見るとラウールさんだった。
少し迷ったが別室で出ることにした。

「はい。」
ラウ〈めめー！……じゃない？〉
「雪守です。」
ラウ〈雪守さん！めめはー？〉
「今寝てます。」
ラウ〈えぇ！？めめ寝たの！？〉
「はい。起こしますか？」
ラウ〈いやいい！起こさないであげて！〉
「わかりました。」
ラウ〈でも、パリで雪守さんに会うなんて吃驚だよ！〉
「私も吃驚しましたよ。」
ラウ〈めめねー、雪守さん居なくなって大変だったんだよー！〉
「聞きました。ご迷惑おかけしてすみません……」
ラウ〈ううん！大丈夫！なんか夫婦みたいな言い方w〉
「そんな事ないですよ。」
ラウ〈それでねー、つい嬉しくって……メンバーに言っちゃったw〉
「えぇ！？」
ラウ〈多分通知がやばい事になってるよw〉
「それは困りましたね。目黒さんが起きちゃう。」
ラウ〈大丈夫！僕とこうして電話繋いでたら通知ならないよw〉
「そうですね。」
ラウ〈僕も雪守さんといっぱい喋りたいしね！〉
「ﾌﾌﾌｯそう言って貰えて光栄です。」
ラウ〈今笑ったなぁ！顔見れないのが残念〉
「仕事とプライベート別けてましたから。」
ラウ〈僕、無表情の雪守さんしか見た事ないよ？〉
「仕事の時は基本無表情ですよ。」
ラウ〈そうなのー？もっといろんな表情見たかったなー〉
「いつかね。」
ラウ〈約束だよー！〉
「はい。」

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