8話：就任アシスタント！ ページ10
円堂「おお、天馬にA。お前ら朝から元気だなぁ。」
貴方「おはようございます。昨日はありがとうございました。」
円堂「良いって。木野から色々聞いたか？」
貴方「はい。」
松風「学年は違うけど、分からないことがあれば色々聞いてね！あっ、部活はどうする？サッカー部はどう！？楽しいよ！」
貴方「えっ、えっと……サッカーは楽しそうだけど経験なくて……。」
松風「大丈夫！一から教えるから！ねぇ、少しやってみない？昨日の続き！」
円堂「こらこら天馬。あまり無理強いは感心しないぞ。マネージャーなんてどうだ？」
松風「円堂監督もちゃっかりしてますね…。でもマネージャー良いと思う！」
貴方「でも、マネージャーさんはもう3人も居ますし…。」
円堂「なら、こういうのはどうだ？」
貴方「え？」
円堂監督のお役に立てるならと、詳細を聞いて承諾はしたものの、私にできるのかな。
ホームルームの時間。
私は、神童くん達と同じ教室になった。
他には霧野くん、倉間くんがいる。
4時間目の授業が終わってすぐ、
3人が話しかけに来てくれた。
神童「え？監督補佐？」
貴方「うん…。他校との試合の打ち合わせだったり、部品整備とかが主な仕事だって。」
霧野「まだこの辺りの事も分からないのに、他校との打ち合わせって……。他県に出向くのに大丈夫なのか？」
貴方「でも、円堂監督が私なんかでも必要としてくれるなら頑張ろうと思って。」
倉間「それにしたって昨日の今日で、唐突だな。」
神童「もう時期、練習試合も増えるし…。軽く経験を積む前に忙しくなりそうだな。」
貴方「あはは…。」
他校かぁ。彼等はもう全国大会で優勝して
他の学校と戦ったあとだし、きっと知り合いも多いんだろうな。
私も、そういう関係を築いていけたらいいな。
貴方「あ…。もうこんな時間。私、天馬くんと昼食の約束があるから行くね。」
神童「1年と食べると賑やかだろうな。1時40分に5時間目が始まるから、それまでに戻るんだぞ。」
貴方「うん、ありがとう。」
私も、自分の本来居たところでは学生だったはず。
こうして誰かと、話したり、ご飯を食べたりしたのかな。
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作者名：暁兔 | 作者ホームページ：
作成日時：2022年2月18日 23時
