28話:興奮プレイス! ページ30
瀬戸「ここが別府かぁー!」
山菜「温泉の匂い。」
空野「凄い!素敵なところですね!」
円堂「宿泊場所まで歩くから、はぐれるなよ。」
松風「はい!ねぇ見て信助!たくさんお店があるよ!あ、アレ美味しそうー!」
西園「ねぇ、あっちのお土産屋さんも、色んな物があるよ!凄いね天馬!」
神童「修学旅行気分だな。」
霧野「コラ1年、羽目を外しすぎるなよ。サッカーをしに来たんだからな。」
貴方「あ…アレは…。」
瀬戸「お!別の学校の奴らだな!ありゃ、海王学園だ。」
貴方「海王学園…。」
事前に各学校の選手データには目を通してきた。
地区予選に出場していた…。音無先生に借りた
雷門との試合では、全員がシードだと言われていた。
貴方「実力派揃いの学校なんだよね。」
神童「一人一人の実力も凄い。チームワークも抜群で、強敵だった。」
浜野「また戦えると思うと、ワクワクすんね。」
速水「向こうにも別の学校がいますね。何だか、今年は監督の数が少ない気がしませんか?」
霧野「確かに。生徒だけのところも多いな。」
貴方「大丈夫…なのかな。」
倉間「心配するほどのこともないだろ。」
みんなでワイワイ話していると
4つの棟に分かれた、格式のある旅館が目の前に現れた。
円堂「ついたぞ!先に大広間に行くぞ。全校集まってのミーティングだ。」
瀬戸「いよいよ、グループ分けだな。」
山菜「今年はどのチームに当たるのか、楽しみ。」
貴方「受け持ちのチームの人と仲良くなれるかな…。」
空野「大丈夫!サッカーで繋がっているんだから!」
貴方「そう…だね。」
でも私は、みんなの話についていけるほどサッカーの知識はない。もっともっと、みんなに追いつけるように勉強しないと…。
大広間に集まると、天馬くん達は
他校の選手と再会を喜びあっていた。
一人、輪に入れない私は、資料を見ながら
隅の方で突っ立っていた。
大方200人程が集まっているのに、私だけ異物みたいになってる…。恥ずかしい。
ワイワイと騒ぐ生徒たちに制止の声をかけたのは円堂監督だった。
円堂「みんな、今日はよく集まってくれた。これから2週間の合同強化合宿を行う。練習は明日からで、3日間は各グループごとに独自の練習をしてくれ。4日目からは、ランダムで練習試合を行う!ではまずグループ分けだ。」
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作者名:暁兔 | 作者ホームページ:
作成日時:2022年2月18日 23時