27話：焦燥シチュエーション！ ページ29
松風「A！準備できた？」
貴方「うん！大丈夫。それじゃあ、秋さん。行ってきます。」
木野「気をつけてね！あ、Aちゃん。これ持って行って。」
貴方「これは…？」
木野「お小遣いよ。はい、天馬もね。別府って温泉地でしょ？サッカーも頑張って欲しいけど、楽しんできてね。」
松風「ありがとう秋ねぇ！」
貴方「ありがとうございます…！」
天馬くんと一緒に木枯らし荘を飛び出して
集合場所の駅に向かう。
松風「今日は髪結んでるんだね！」
貴方「うん。せっかく天馬くんに買ってもらったゴム、使わないの勿体ないから。」
松風「すっごく似合ってるよ！Aの動きに合わせてフワフワ揺れてて、どこに居てもすぐに見つけられそうだよ！」
貴方「天馬くん、楽しそうだね。」
松風「もちろん！サッカーできるし、今まで戦ってきた人たちとまた会えると思うとワクワクする！きっと皆強くなってるよ！」
貴方「うん、そうだね！」
みんなが集まったあと、新幹線に乗り込む。
新幹線の中でも、みんなサッカーの話ばかり。
マネージャー同士4人で座って
私達は選手の情報について話していた。
貴方「向こうに着いたら、まずどんな事をするの？」
空野「私も初めてなので、聞きたいです！」
瀬戸「まずは、グループ分けだ！ランダムで選ばれたチームに、アタシらマネージャーがそれぞれつく。大体受け持ちは3〜4チームだな。」
山菜「その後は、いつも通りドリンクやタオルの準備をしたり、夜食の準備もする。」
貴方「夕食ではなくて、夜食？」
瀬戸「何せ、育ち盛りだからな。3食は寮母さんが作ってくれるさ。夜食つっても、軽くスープとか、うどんとか作るくらいだから、心配すんなよ。」
空野「それぞれのお部屋の掃除や、洗濯もですよね。」
山菜「合宿中は特に忙しい。体調管理と、次の日の準備もある。1チーム見るのも大変。」
貴方「わ、私大丈夫かな…。まだマネージャーのお仕事もまともに覚えてないのに…。」
瀬戸「去年とは宿泊場所が違うから、どうなるかはわからねぇけど…。去年は1つの旅館で階でチームごとに分かれてたから、他のところも手伝いやすかったな。」
山菜「今年はどうだろうね。でも、親切なチームは、自分たちで洗濯してくれたりするよ。」
先が思いやられる…。どうか親切なチームに当たって欲しいところだなぁ……。
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作者名：暁兔 | 作者ホームページ：
作成日時：2022年2月18日 23時
