金髪彼氏2【宮侑】

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「今日、ビデオ通話せぇへん？」





最近テレビでもよくみんながしよるって聞くなぁ。




『なんか恥ずいわ。』


「ええやん、おもろそうやん。大人数でもできるっぽいで」


『他、誰か誘ってする？』


「いや、誘わん」


『あーはいよ』








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いや、ブス。

ビデオ通話とか自分の顔気になって集中できへんわ。





「ビデオ通話ええな」


『私的にはあんまりや』


「はー？お互いの顔見れるんやで、最高やろ」


『…ん〜…』


「でも、これはこれで寂しいな。顔見えとるのに、見えとるだけ、とか！無理やろ！」


『えーもう早く休校おわらんやろか。』


「でもクラス替えとかあるからな、離れたら寂しいわ」


『でも、隣のクラスにはなれるやろ。2年と3年ってそんなクラス変わらへんやろ？』


「あーー言われてみればそうやな」







隣のクラスでも、クラスが一緒になるか離れるか、ではかなり心の落ち着きようが変わってくるで。

3年も同じクラスがええな。







「…Aは、どこの大学いくん？」


『んー秘密』


「何県？」


『ないしょ。』


「はぁ！？教えくれたってええやん！！」


『…専門学校行こうかなーって。』






初めは専門学校ちゃうくて大学行くつもりやったねんけど…いろいろ調べよったら…。って感じで。






「おおおお。そうなん！どこのどこの」


『トウキョーかな』


「…………………！俺もや！！」


『侑は高校終わったらどーすん』


「バレーすんで」


『もしかして、テレビ見たらうつっとったりするんか？』


「…せやなぁ。」







プロ目指すってことやんな？

…そうするんやろなーって思いよったわ。






『…テレビに出る侑見るんだけを人生の楽しみにしとくわ。』


「………えっ何その…なんか………」


『ん？』


「…ちょ、嫌やわその言い方！あかん！」


『はぁ？』


「それじゃあテレビでしか俺に会えんみたいやん」







卒業したら、侑とどうなるんやろ私。

侑は忙しそうやし…ほとんど会えんくなるんは事実やろうな。







「俺は絶対会いに行くからな、まぁ待っとけ」


『おーかっこい〜』




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