金髪彼氏2【宮侑】

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ドン！っと体育館裏の壁に背中をぶつける。








『………ちょ、ちょっと…なに？』


「いつになったら別れてくれんの？」


『…やから。別れるつもりはあらへんよ』








「さっきの応援なに？彼女ヅラ？」と、私の応援が気に食わへんかったみたい。

前、私が侑と付き合っとることに文句を言うてきた1年の女子達や。

一応先輩やねんけど、敬語はもうぬけとる。









「次までに別れとらんとほんま許さんって言うたよな？」


「しかもさっきのなんなん。皆がおる前で彼女ってこと自慢するみたいにあんなでっかい声出して。」


『………それのなにがダメなん？ええやん！侑のこと応援したって…！』








………逆に侑のこと応援したくらい…何があかんの。







「……あーそれ。その態度ほんま無理」


「自分が侑くんの彼女やからって調子乗るんもええ加減にせえや。」


『…もう、好きに言えばええよ。私は何言われても侑とは別れへんよ。』


「……っ！調子乗んな！！」







そう言うてドンっと肩を押してきてよろける。














「…ほんまなんなん！？自分何様や！侑くんにはいっぱいファンがおるねんで！！
やのになんであんたみたいなブスに侑くん取られんとあかんねん！私らの気持ち考えたことあるんか！！」


「……別れとらんとほんま許さん言うたよな？やから、もうどーなっても知らんからな。」








そういうて何やら携帯を取り出して、誰かと通話しだした。







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