金髪彼氏2【宮侑】

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放課後。











「いつも退屈やろ、部活見に来てや。今日、練習試合ちょこっとすんねん。」


『…ん〜』


「なんでいつも来てくれへんねん！」







いっしょに帰る時はいつも、教室で寝たりして時間潰しとったから正直言うと退屈やった。


部活覗けばええやんって思うかもやけど、ファンの子とかおるから、こう…なんか嫌やってん。

この前の1年生みたいに、私の事よく思ってない人もおおいやろうし。

侑の試合を見に行かへんのもそれが理由やねん。

当の本人は、なんで私が来てくれへんのか謎らしいけどな。







『…まぁちらっと見るだけならええで』


「………は！まじ！？………っしゃ！やる気出た！」







大袈裟に見えるくらい喜ぶ侑。


侑のファンとかがおらへんとこからチラーーって。
チラーーって、ね。






『あんま人おらんとこから見るわ』


「なんでや、2階から見たらええやん」


『…えええええ、………まぁ。別にええか。』





1日くらい自分の彼氏のバレーしよる姿みたってバチ当たらへんよな。

我慢しとるだけで、ほんまはめっちゃ見たいねん！









「ほんなら一緒に体育館いこーで！今から」





そういうて荷物をまとめて、体育館に向かう。
























向かう途中、手を取って指先を絡めてくる侑。









『…ちょ！学校でこれあかんわ、恥ずい』









小声でそう言うたけど、お構い無しにさらにギュッと握ってくる侑。








「ええやん別に」








…最近の侑はやっぱ可愛ええ。




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