胸の高鳴り ページ4
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こうして導かれるように出会った俺ら。
多分この出会いは、運命とやらで決まってたんじゃないかって思う。
まぁその証拠なんてないけど。
でもそれからは何とか話題が途切れないように連絡を続けたり、思い切って食事に誘ってみたり。
そうしていくうちに彼女のことを深く知っていって、その度にまた彼女を好きになる。
まるで、ジェットコースターが急上昇急加速するようにこの想いは止まらない。
徐々に彼女も好意を抱いてくれているのが何となく分かるようになって。
お互いがお互いに惹かれ合い、求め合うのにあまり時間は掛からなかった。
すきま風が冷たくなってきた、秋のある日。
玲於「俺と、付き合ってください」
３度目の食事でデザートが出たあとに言おうと思ってたのにそのチャンスを逃した挙句、別れが惜しかった俺はわざとらしく途中の公園に寄ってそんな在り来りな言葉で告白した。
こんな俺を惨めに思ったのか。
それともこの辺にしてやるかって気持ちだったのかは分からないけど
「…よろしくお願いします」
彼女がそう返事をしてくれて、俺らは付き合うことになった。
玲於「ん、ありがと…」
俺は全力で平然を装ったつもりだったけど、心の中ではすげー勢いでガッツポーズとかしてて。
俺としては念願だったから、嬉しくて嬉しくてたまらなかったのを今でも覚えてる。
その時彼女を見ると、俺を見てくすりと笑ってたから、もしかしたらバレてたのかもしれない。
でも今はそんなことどうでもいいくらい、幸せで幸せで。
玲於「じゃ、送ってく」
「うん、ありがとう」
このまま歩いていくのは少し物足りなくて
玲於「…手」
彼女に差し出した。
その手は少しばかり震えていて、俺の未熟さを感じた。
「玲於くん、あったかい」
そう言って俺の手を包んだ彼女も顔を赤らめていて。
あぁ、俺らここから始まるんだ
そう思った。
彼女と手をつないだのはこれで2回目。
今までは外で手を繋ぐカップルの気が知れないって思ってた自分を黙らせてやりたいほどに、こうして彼女と手を繋ぎ隣を歩いているだけで、音楽でも聞いているかのような心地良さがあった。
いいだろ
これからAは俺の彼女なんだぜ。
柄にもなく胸が高鳴って世界中に自慢してやりたくなった。
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you(プロフ) - レイさん» レイさんコメントありがとうございます。十分に作品に浸っていただけたら嬉しいです＼(^^)／このあともお楽しみください。 (2019年3月28日 22時) (
レス) id: 6afcf836b3 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - なんとなく先がわかってしまったような気がして…すでに泣けてきます！ (2019年3月28日 18時) (レス) id: ead29fc4e8 (このIDを非表示/違反報告)
saeco10(プロフ) - お返事ありがとうございます(^-^)この歌が好きなので、嬉しいです。引き続き楽しみにしております！ (2019年2月28日 22時) (レス) id: f42b071ce0 (このIDを非表示/違反報告)
you(プロフ) - saeco10さん» saeco10さん、コメントありがとうございます。その通りです。オリジナルも入っていますが、基本的にＹの歌詞に沿って書かせて頂いています。(ネタバレになってしまうかもですが、、笑)この後もぜひ楽しんでいってください！ (2019年2月28日 10時) (レス) id: 6afcf836b3 (このIDを非表示/違反報告)
saeco10(プロフ) - Yをモチーフにされてるのかな？素敵(*´∇｀*) (2019年2月27日 23時) (レス) id: f42b071ce0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：you | 作成日時：2019年2月24日 12時
