【#2】作りたいところだけ作るンゴね

.　＊ﾘｸｴｽﾄ ページ32

めちゃめちゃ真っ直ぐな目でこちらを見て言うもんだから、こっちが恥ずかしくて死にそうだ。正直、早く手を離して欲しいし、くっそ近い。面が良すぎて頭回んない。なんだ？私は鼻血を出して倒れればいいんか？いや、なんだっけ連絡しろって話だったっけ？



ｸﾗﾋﾟｶ「……聞いてるのか？」

『い、や……あの…その、ちが……近い、ッス…離れて貰えませんか？』

ｸﾗﾋﾟｶ「離れていいのか？寂しかったんだろう？」

『も、いいんで…その、充分わかったんで……ほんと、勘弁してください…』



　顔が熱くなってるのがよく分かる。沸騰してるみたいに熱くて、目の前にいるクラピカの目に映ってる自分がとんでもなく茹でダコになってる姿が伺える。
　恥ずかしくて、生理的な涙が出てきそうになるとクラピカは私の目尻をペロッと舐めて、涙を拭いた。ドキッとするかと思いきや、目玉喰われるかと思って違う意味でドキッとした。完全に口を開けてこちらに近づいてくるだから、喰われるかと思ってもおかしくは無い。思わず涙引っ込んだわ。何してんねん。



ｸﾗﾋﾟｶ「涙止まったな」

『いや、怖いわ。目玉食われるかと思った』

ｸﾗﾋﾟｶ「そんな事しないさ。せめて、私の目と入れ替えて何時でも私の一部がそばに居る様にするくらいだ」

『え……こわ。なにそれ、そっちのが怖いよ。喰われた方がマシかも』

ｸﾗﾋﾟｶ「……今日は一緒に寝るか」

『話の展開よ。さっきの話どこいった。……いや、別にいいけどさ。私風呂、追い炊きしてくる。ご飯は…ごめん無いや』

ｸﾗﾋﾟｶ「適当に作る。冷蔵庫のもの勝手に使っていいか？」

『もちろん、お好きにどーぞ』



　お風呂を追い炊きしに行けば、自然にいつもの空気になったなと思い幸せだなぁと呟いた。
　やっぱり、私達はこうでなきゃ。いつもは居ないけど、その時その時を大別に、幸せに生きてけばきっと大丈夫なはず。



ｸﾗﾋﾟｶ「私も幸せだと思っているよ」

『音立てずに背後に立つな！ビビる！』

ｸﾗﾋﾟｶ「ふははっ、すまん。」









魚。様、リクエストありがとうございました！
私の趣味で少しだけ、ヤンデレの片鱗が見えたかもしれませんが許してください。

クラピカって、相手のことをお前っていうイメージがあるんですが、君って言ったりするんですかね？…🤔💭流石に好きな子にお前って言うかなぁって感じで分からなかったんで、取り敢えず名前呼ばせました。

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