. ＊ﾘｸｴｽﾄ ページ40
「怒らないから、質問していい？ここにはどうやってきたの？ご家族と一緒に？」
まだ苦しいけれど、少しだけ落ち着いてきたからお兄さんの質問に答える。家族と来て迷子になったと。そしたら、お兄さんは笑って君はよく迷子になるねと言ってくれた。そう笑ってくれるだけでも呼吸しやすくなるような気がした。
楽になったからお兄さんから離れようとすると、ガクッと膝に力が入らず地べたに座り込む。
「あ、大丈夫？腰が抜けちゃったのかな、もう少し居ても…」
「ダメだ。そろそろ中也が来る。その子には申し訳ないけど、一緒に草むらに隠れておけ」
「……分かった。ちょっとごめんね」
『え……』
お兄さんは一言断りを入れると、わたしをお姫様抱っこして立ち上がった。
お兄さんにくっつきながら、その場で待機していると向こうの道から人が来た。オレンジの毛の男の人だ。お墓の上に座ってなにか言っているようだが、詳細は聞こえなかった。個人の話でもあるだろうし耳を済ませないようにしていた。
オレンジの人は満足したのかお墓から離れると、さっきお兄さんと話していた人が出てきてオレンジの人と話し始めたと思ったら、オレンジの人を刺した。
お兄さんは私を心配したのか、見てしまったものの大丈夫だと言わんばかりに頭をお兄さんの胸に押し付けて頭を撫でてくれる。一応大丈夫ではあるけど、少し怖い。あの人だ、昨日お兄さんの言っていた裏切った人というのは。考え方が違うだけでここまで人を……
暫く、何も考えないようにしていた。昨日のことを思い出しそうになったって言うのもそうだけど、考えたくなかった、私が迷子にならなかったら、ここに来なかったら、別のところにしよって父さん達に言ってれば、お兄さんの言うことを聞いていれば…嫌な所をもう一度見なくても良かったかもしれないのに。
そうしていれば、急に肩を叩かれる感覚がした。顔をあげれば、お兄さんの焦った顔が私の瞳に写った。
「君は逃げるんだ、早くこの場から！！！」
『……え…』
少しの戸惑いがダメだったのかもしれない。そうしている内にスーツの人達がこちらに来て、銃を撃ち始めた。もう、ダメだった。間に合わなかった、逃げておけばよかったのに。もう一度他人の血を見ることにならなかったかもしれないのに。
再度、手の震え、肺の苦しみ、脳の圧迫感、流れてくる涙。もう、お兄さんが居てもダメだった。もう、ダメだった。私はそのまま気を失った。
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マニ。(プロフ) - ✉️。面白い！頑張ってください、過去作の方も見てるので頑張れです！ (10月8日 12時) (
レス) id: e240ea4865 (このIDを非表示/違反報告)
美紅(プロフ) - 藤四葩_huziyohiraさん» �，�18歳の高校生タレントは麻友です。�△亘稷Г硫甬遒任后���はテレビに出ていない。 (5月23日 22時) (レス) id: 2c9c8b9b13 (このIDを非表示/違反報告)
藤四葩_huziyohira(プロフ) - 美紅さん» 3つほど質問失礼します。��18歳の高校生タレントになったのは夢主？�∨稷Г硫甬遒呂海舛蕕之茲瓩討睥匹ぁ���あかりと夢主が似ていると哀が思ったのは、2人のどちらかがテレビに出ていたから？ (5月23日 15時) (レス) id: 9b6248c0d9 (このIDを非表示/違反報告)
美紅(プロフ) - 藤四葩_huziyohiraさん» 良いですよ。 (5月23日 13時) (レス) id: 2c9c8b9b13 (このIDを非表示/違反報告)
藤四葩_huziyohira(プロフ) - 美紅さん» すみません、今回は少し時間がかかるかもしれません。気を長くして待って頂ければ幸いです。 (5月23日 12時) (レス) id: 9b6248c0d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藤四葩_huziyohira | 作成日時：2023年4月11日 21時
