【文スト】巻き込まれし、少女。＊ﾘｸｴｽﾄ ページ37
何も無い日だった。
午前中に、国語して社会して道徳して体育して。午後にご飯を食べて校庭でサッカーをして遊んでいた。楽しかった。
でも、途中までだった。楽しかったのも、面白かったのも。
家が燃えてた。校庭の向こう側にある大きな御屋敷が爆発音と共に燃えていた。そのままこちらの方へと木を伝って燃えてきそうだからと先生が避難しようと叫んだ。 避難訓練の時と同じようにハンカチを持って「お は し も」を守りながら。
前の人と同じ動きをしていたのに、はぐれてしまった。何があったのか分からなかった、だって気がついたら皆居ないんだもん。
『……どこ？ここ。燃えてる家も見当たらないし学校も分かんない。どっちに行けばいいの？』
まるで分からなかった。
燃えていたはずの家が燃焼したのか、もう鎮火されたのか知らないけど火は見えない。学校も何も見えない。だから、何処に行けばいいのかまるで分からなかった。
もし、火事に巻き込まれたら嫌だから歩いた。少し大変だったけど歩いた。そしたら、歩く方向が悪かったのか燃えていた家に着いてしまった。私はもしかしたら方向音痴だったのかもしれない。だって、普通分かるだろう道を間違えたんだもん。今度から気をつけよう。
そんなことを思っていると、倒れている人が見えた。少し心配で見に行けば血だらけで倒れていた。死んでいるんだと察せる。
でも、まだ子供でお母さんの見ている医療系ドラマの血でさえも見るに堪えない私は実際の血を見て体の震えが止まらず、普通の呼吸が出来ない。
こ、きゅう……どうや、てやる、んだ……？あ、れ？くる…い…ど、しよ…………
『ﾋｭｯ……ﾋｭｰﾋｭｰ、ﾝﾊｯ…ﾊｯﾊｯ……』
何も出来ない私に誰かが歩いてくる音が聞こえた。もしかしたら、この人を殺した人がもう一度来たのかもしれない。私も殺されちゃうかもしれない。どうしよ、まだ死にたくない、友達にもまだ遊んでいたいし、まだ…まだ……まだ………
「大丈夫？僕に合わせて呼吸して、吸って…吐いて…もう一回。吸って…吐いて……どう少しは落ち着いたかな」
『…………だ、れ…』
「……ただの通りすがり。学校まで送るよ、この子送ってくる」
「分かった」
通りすがりの人は、銃を持った大人の人に向かって一言言うと私の手を取って歩き出した。
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マニ。(プロフ) - ✉️。面白い！頑張ってください、過去作の方も見てるので頑張れです！ (10月8日 12時) (
レス) id: e240ea4865 (このIDを非表示/違反報告)
美紅(プロフ) - 藤四葩_huziyohiraさん» �，�18歳の高校生タレントは麻友です。�△亘稷Г硫甬遒任后���はテレビに出ていない。 (5月23日 22時) (レス) id: 2c9c8b9b13 (このIDを非表示/違反報告)
藤四葩_huziyohira(プロフ) - 美紅さん» 3つほど質問失礼します。��18歳の高校生タレントになったのは夢主？�∨稷Г硫甬遒呂海舛蕕之茲瓩討睥匹ぁ���あかりと夢主が似ていると哀が思ったのは、2人のどちらかがテレビに出ていたから？ (5月23日 15時) (レス) id: 9b6248c0d9 (このIDを非表示/違反報告)
美紅(プロフ) - 藤四葩_huziyohiraさん» 良いですよ。 (5月23日 13時) (レス) id: 2c9c8b9b13 (このIDを非表示/違反報告)
藤四葩_huziyohira(プロフ) - 美紅さん» すみません、今回は少し時間がかかるかもしれません。気を長くして待って頂ければ幸いです。 (5月23日 12時) (レス) id: 9b6248c0d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藤四葩_huziyohira | 作成日時：2023年4月11日 21時
