39.眠気には勝てない ページ47
船長室から出るとAはあたりを警戒しながら甲板へと出て行った。何十人かは酒に酔い潰れて眠っている。その中をこそりと歩きAは見張り台に登っていった。
一気にジャンプして見張り台にスタリと着地する。
貴「ん……イゾウもいないな…」
見回しても誰もいない事を確認して甲板から見えないように木の柵の陰に隠れる。木の間に隙間が無いので上手く隠れる事が出来た。
貴「はぁ………もう真っ暗だなぁ…」
空を見上げれば宝石のように散らばる星々をAは眺めた。
貴「綺麗…だなぁ……春島でこんなに綺麗に見えたことな無かったよね…」
Aは「ふぅ」とため息を吐くきスッと体の力を抜いた。そして静かに瞼を閉じた＿＿
レ「君は＿＿チェブロサム家の生き残りだね？」
『うん、何か特別な事でもあるのかな？』
レ「特別…そうだな……チェブロサム家は見せればなんでも出来る天才だった。君もその力をちゃんと受け継いでいる。』
レイリーがポンッと『私』の頭を撫でた。
両親を、
家を失って桜の森に住んでいた時。
レイリーは現れた。
桜の森で現実を受け入れて立ち直った
その数日後の事だった。
レ「私の剣と戦い方をたった数十分、覇気を1ヶ月で二つも習得。常人ならありえないだろう？」
『わかんない。』
レ「……まぁ、生まれつき見ればなんでも出来たんだ。常人の感覚はわからなくて当然だ」
レイリーは色んな事を教えてくれる。
生き方 戦い方 話し方。
なんでもレイリーから教わり、１人でなんでも出来るようになった時。
レ「さて、私はそろそろ帰ろうとしよう。もう心配する事もないだろう？」
『うん、色々ありがとう』
レ「……もう少し悲しんでくれんのかね？」
『………また会えるでしょ？』
レ「はは、もちろんだとも。私はシャボンディ諸島にいる。」
レイリーは自分の居場所に帰って行った＿＿
貴「ん……朝？」
瞼を閉じていても眩しい程の太陽で起きたA。目をこすりながらムクリと体を起こす。
貴「まーた懐かしい夢を…何年前だよ……」
グッと体を伸ばすA。
手で地面を触れると何か違和感を感じ、手で触っているものを見た。
貴「!?」
そこにあったものは……
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 695人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
AIBR(プロフ) - キョウヤさん» 本アカのAIBRです！コメントくださりありがとうございます！是非続編もご覧ください！ (2018年7月15日 22時) (
レス) id: bb6c265a64 (このIDを非表示/違反報告)
AIBR(プロフ) - 紅葉さん» 返信かなり遅れてしまい申し訳ありません！本アカのAIBRです！楽しんでくださりなによりです！これからもよろしくお願いします！ (2018年7月15日 22時) (レス) id: bb6c265a64 (このIDを非表示/違反報告)
キョウヤ - すっごく面白いです！自分の好みドストライクです！これからも頑張ってください！ (2018年7月15日 22時) (レス) id: 17f85bd3aa (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - す、すごいです！ものすごく、ものすごくおもしろいです！ (2018年2月19日 23時) (レス) id: cfdb26c000 (このIDを非表示/違反報告)
AMA(プロフ) - 藍玉さん» ありがとうございます！もう続編は出ておりますので最後の「作者から」を見て、続きを見るからどうぞご覧ください！ (2017年9月4日 23時) (レス) id: 9e7b2101f7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：AIBR x他1人 | 作成日時：2017年7月30日 19時
