36.静かな夜 ページ44
何故か医務室から出て来る気配の無いサッチ、エース、マルコ。
貴「サッチ、生きてるかな？」
イ「さぁな？いや〜、本当にあの言葉を言うとはなぁ……それにあんな可愛い顔しやがって！」
ペシッとイゾウはAにデコピンをした。
イ「通常でもあの可愛いさを出しとけって」
貴「イテェ……」
ヒリヒリと少し痛む額をさするA。
少しだか赤くなってしまっている。
イ「なぁ、A」
貴「あん？」
イゾウはジッとAの顔を見つめた。
貴「な、なに……」
イゾウはニヤリと笑った。それはろくなことを考えていない表情だった。
イ「さっきサッチにやったみてぇな顔で「イゾウお兄様、イケメンで大好き」って言ってみろ」
貴「はぁ!!??」
イ「サッチにやってやったんだ。サッチだけズルイと思わないか？？」
Aはブンブンと強く、そして目に見えぬほどはやく手を振った。
貴「あ、ああああああれは!!!!ゲームが進まねぇから仕方なくやっただけであってなんにも無いのにしなくちゃならない理由が無い！」
イ「……ならもう一回王様ゲームをして…」
貴「やめろ！」
ジリジリと近寄るイゾウにAはチャキリと刀を構えた。
イ「いいじゃないか、言葉の１つや２つ。」
貴「嫌だ！」
イ「強情だなぁ……サッチだけ特別か」
貴「いや……特別と言うわけでは…」
イ「なら出来るよな？？」
貴「うっ…！」
Aはスッと刀を鞘に収めた。
貴「周り誰もいねぇよな…」
キョロキョロと辺りを三回ほど見回したA。
貴「他の奴らには秘密だから…な！」
イ「！おう！」
ニィっと妖笑という名の良い笑顔で笑うイゾウ。Aはコホンと咳払いをする。そして…
ｷｭﾙﾝｯ
イ「お？」
貴「イゾウお兄様…イケメン、大好き…！」
イ「ゔっ！」
貴「ウプッ」
イゾウは着物の裾で顔を隠し、裾を持っていない逆の手でAの顔を押さえつけた。
Aはバシバシとイゾウの手を叩く。
貴「押さえんな！離せ！前が見えねぇ！」
イ「みっ///見えねぇようにしてんだよ！////」
イゾウは思った。気を抜けば意識が飛び、鼻血が出る…と。
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AIBR(プロフ) - キョウヤさん» 本アカのAIBRです！コメントくださりありがとうございます！是非続編もご覧ください！ (2018年7月15日 22時) (
レス) id: bb6c265a64 (このIDを非表示/違反報告)
AIBR(プロフ) - 紅葉さん» 返信かなり遅れてしまい申し訳ありません！本アカのAIBRです！楽しんでくださりなによりです！これからもよろしくお願いします！ (2018年7月15日 22時) (レス) id: bb6c265a64 (このIDを非表示/違反報告)
キョウヤ - すっごく面白いです！自分の好みドストライクです！これからも頑張ってください！ (2018年7月15日 22時) (レス) id: 17f85bd3aa (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - す、すごいです！ものすごく、ものすごくおもしろいです！ (2018年2月19日 23時) (レス) id: cfdb26c000 (このIDを非表示/違反報告)
AMA(プロフ) - 藍玉さん» ありがとうございます！もう続編は出ておりますので最後の「作者から」を見て、続きを見るからどうぞご覧ください！ (2017年9月4日 23時) (レス) id: 9e7b2101f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：AIBR x他1人 | 作成日時：2017年7月30日 19時
