21.着物を着たお…とこ？ ページ28
甲板に出るとエースがボーッと海を眺めていた。
貴「……エース？」
エ「!!!!!!!!」
Aがエースの名を呼ぶとエースは大きく体を震わせた。
エ「うおっ!!!!って、お前か……」
エースは何かに安心したかのように胸に手をあて、ホッと一息ついた。
貴「私、一応白ひげ海賊団に入ることになったから、よろしく」
エ「おぉ、そうか。よろしくな」
ニカリと笑うエース。Aも答えるように笑い返した。
エ「お前、笑うんだな……」
貴「え？」
エ「いや、最初は暴れていて怒った顔と無表情くれぇしか見れてなかったからな」
貴「ははは……」
Aは苦笑いを見せた。
それと反面、エースは満面の笑みを浮かべている。
ﾋｭｩｩｩｩｩ…
何かが落ちてくる音がする。
貴/エ「「？？」」
Aとエースは同時に上を見上げ………てはいけなかった。何故か人が落ちてくる。それも着物を着ていて、その………パンツというものがモロに見えている。
ｽﾀﾝｯ
貴/エ「「………」」
？「どうした？そんな呆けた顔をして…」
見た目は着物を着た美しい女性。声は少し軽めだが男とした声。声で判別すれば男と思われる。
貴「…呆けた顔って…そりゃそうなる…何か落ちてくると思って上を見上げて見えたのがパンツだったら…なぁ、エース？」
エ「あ、あぁ……着物と言やぁお前しかいねぇから俺もハッピーな気持ちになれねぇし…」
？「あ''あ''？もともとやましい気持ちになんざならなくていいから問題ねぇよな？」
エ「は、はい…」
貴「…ところで、なんで空から落ちてきた？」
？「ん？お前は…あぁ、マルコが言ってた新しく入る末っ子か。」
貴「あ、あぁ…」
着物の人は軽く身をかがめ、じっとAを見つめる。そしてフッと笑う。
？「俺の名はイゾウ。よろしくな！」
貴「お、おう？私はA…よろしく？」
イ「ははっ、なんで疑問形なんだ？よろしくでいいんだよ」
貴「よろしく」
イ「おう！」
イゾウはニコリと笑い、Aの頭を撫でた。
貴「……」
イ「(コイツ可愛いな)」
少し俯くAだが、軽く赤面になっていることはイゾウにバレている。
エ「ーで？なんで落ちてきたんだ？」
ピタッ
撫でる手を止め姿勢を立て直し、イゾウはエースに向かう。
イ「落ちてきたんじゃない、見張り台から降りてきたんだ。」
エ「…なんでだ？」
イ「敵船だ」
エ「は？」
ﾄﾞｫﾝｯ!!!!!!
大砲を打たれる音。
エ「言うの遅ぇよ!!!!」
戦闘態勢に入った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 695人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
AIBR(プロフ) - キョウヤさん» 本アカのAIBRです！コメントくださりありがとうございます！是非続編もご覧ください！ (2018年7月15日 22時) (
レス) id: bb6c265a64 (このIDを非表示/違反報告)
AIBR(プロフ) - 紅葉さん» 返信かなり遅れてしまい申し訳ありません！本アカのAIBRです！楽しんでくださりなによりです！これからもよろしくお願いします！ (2018年7月15日 22時) (レス) id: bb6c265a64 (このIDを非表示/違反報告)
キョウヤ - すっごく面白いです！自分の好みドストライクです！これからも頑張ってください！ (2018年7月15日 22時) (レス) id: 17f85bd3aa (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - す、すごいです！ものすごく、ものすごくおもしろいです！ (2018年2月19日 23時) (レス) id: cfdb26c000 (このIDを非表示/違反報告)
AMA(プロフ) - 藍玉さん» ありがとうございます！もう続編は出ておりますので最後の「作者から」を見て、続きを見るからどうぞご覧ください！ (2017年9月4日 23時) (レス) id: 9e7b2101f7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：AIBR x他1人 | 作成日時：2017年7月30日 19時
