2.見つからない保護者 ページ2
春島にある村々に手配や聞き込みを終え、全員の海兵が帰って来た頃にはもう昼に近くなっていた。
1人の海兵が報告のために黄猿に近づいた。
ピシリと敬礼を１つ落とすと海兵は口を開いた。
「黄猿殿！春島にいる全員に聞き回りましたがその子供の親はおろか、情報の１つすら見つかりませんでした！」
黄猿「…おかしいねェ〜…他の島からの家出かァ〜い？？」
「その可能性は十分にあり得ると思われます！」
黄猿「…1度この子を連れて本部へ…戻ろうかねェ〜…？いや、戻るよォ〜」
「了解致しました！…その子供…いつまで眠っているのでしょうか…？？」
黄猿「あァ〜、この子ならもうしばらく目を覚まさないと思うよォ〜」
「え？何故です？」
黄猿「捕まえる時に手こずったから峰打ちをしたからねェ〜…少し強くしすぎたみたい…」
「そ、そうですか…」
黄猿「じゃあ、帰るよォ〜」
「「「ッハ！」」」
黄猿は部下を連れ、海軍の軍艦へと歩いて行った。
船の上に揺られること数時間。
辺りはもう夕暮れになる。
「まだ起きませんね…」
黄猿「殺しては無いよォ〜？？」
「わかってます…」
苦笑いをする海兵。
貴「(起きてるっつーの…)」
子供ことAが起きている事に気付かない海兵。ちなみにAは黄猿に見張られているため、黄猿の真横で寝かされている。
黄猿「でも正直起きられたら困るねェ〜…この子ォ〜…覇王色を使ってたからねェ〜」
「は…覇王色ですか！？」
黄猿「うん〜…まァ〜もうすぐだから起きても問題無いかもねェ〜…ほら、本部も目の前だしィ〜…狸寝入りはやめなよォ〜」
「え？」
黄猿「二時間くらい前かなァ〜？ホラァ〜起きなよォ〜」
ムクリ
Aは言われるがままに起き上がった。
貴「なんでわかってたのに黙ってたんだよ…」
黄猿「なんとなくゥ〜？？」
「子供、名前はなんて名前だ？？」
貴「……A」
「親はどうした？？家出か？ん？」
ギロリ
Aは偉そうにしている海兵を睨みつけた。
貴「ッチ…親はとっくに他界だ。身内もいねぇ。だから森に住んでた…なのにアイツが！！」
ビシッ！
Aは黄猿に指を指す。
黄猿「まぁまぁ〜…にしても君〜…女の子なのに口が悪いねェ〜」
貴「んなもん知るか！帰らせろ！」
黄猿「無理だよォ〜もし親がいないならわっしが君を保護することになると思うからねェ〜」
貴「ハァァァァァァ！？」
理不尽な言葉にAは驚きを隠せなかった。
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AIBR(プロフ) - キョウヤさん» 本アカのAIBRです！コメントくださりありがとうございます！是非続編もご覧ください！ (2018年7月15日 22時) (
レス) id: bb6c265a64 (このIDを非表示/違反報告)
AIBR(プロフ) - 紅葉さん» 返信かなり遅れてしまい申し訳ありません！本アカのAIBRです！楽しんでくださりなによりです！これからもよろしくお願いします！ (2018年7月15日 22時) (レス) id: bb6c265a64 (このIDを非表示/違反報告)
キョウヤ - すっごく面白いです！自分の好みドストライクです！これからも頑張ってください！ (2018年7月15日 22時) (レス) id: 17f85bd3aa (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - す、すごいです！ものすごく、ものすごくおもしろいです！ (2018年2月19日 23時) (レス) id: cfdb26c000 (このIDを非表示/違反報告)
AMA(プロフ) - 藍玉さん» ありがとうございます！もう続編は出ておりますので最後の「作者から」を見て、続きを見るからどうぞご覧ください！ (2017年9月4日 23時) (レス) id: 9e7b2101f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：AIBR x他1人 | 作成日時：2017年7月30日 19時
