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参拾玖話 ページ41

全身に重くのしかかる倦怠感と共に目を覚ます。
陽の差し込み具合からして時刻は夕方といったところだろうか、枕元に目が眩む程の光が落ちて鬱陶しい。


見知らぬ天井と、慣れぬ感触の寝台が落ち着かなくて身体を起こした。



『痛てて…また死ねなかったか…』



身動ぎの気配を察したのか、扉の向こうが俄に騒いだ。
扉が静かに開き小さな足音を立てて顔を覗かせたのはチョッパーだった。




「も、もう起きたのか?まだ寝てなきゃ駄目だぞ」


『お陰様で…見た目程痛くは無いのだよ。其れよりも治療を有難う、ドクター』


チョッパーの心配を映すように、銃弾を受けた左肩には少し大袈裟なくらいに包帯が巻かれている。


「そっか、良かった…血だらけのAをルフィがおぶって連れてきたんだ。覚えてるか…?」


(ああ)。ねェここは何処だい?』


「ルフィが島で仲良くなったおじさんの酒場だよ。皆Aが起きるの待ってたんだ!」


Aが上陸した際には出会えなかったが、どうやらこの島にも未だ人が居たらしい。


そわそわ顔のチョッパーに手を引かれて扉を開けるとそこにはよく見知った顔が勢揃いしていた。


彼らが囲む、古びた内装の大きなテーブルやカウンターバーは確かに飲食店の様相で、過去の栄華を僅かに感じさせるようだ。





彼女は室内をぐるりと見渡して、扉枠に寄りかかって呆れたように溜息を吐いた。



『勢揃いでよくもまぁ…』


しかし勝手に自身を追いかけてきたことに対する嫌味も、一味には全く通用しないのである。



「もう起きてたのね、A!!」


「顔に似合わずなかなか頑丈じゃねェか」



失礼に当たるのかよくわからない言葉を吐いたゾロはさておき、腹部に突進する勢いで抱きついてきたナミの頭にAは手を置いた。



『こ、航海士くん、私怪我人…ねェミシミシ言ってるのだけれど!?』


「うるさいわね!そもそも一人で乗り込むなんて無茶し過ぎなのよ!だから怪我すんでしょ?!」


「ウンウン、まったくだ」



はいはい、と適当に返事を返しつつも、Aの頭はナミ達と己の認識の相違に引っ掛かりを覚えた。

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まどろみマフィア(プロフ) - ぽ、ぽぽぽぽぽポートマフィア?!なんですと?!ギュフフィンフィン(ポトマが出てきて歓喜中の中也推し) (1月25日 0時) (レス) @page37 id: 2cd01fe314 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2022年11月7日 10時

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