検索窓
今日:10 hit、昨日:24 hit、合計:144,650 hit

弐拾肆話 ページ25

結果から言えば「コンバット」はルフィの勝利に終わった。
敵船内での戦いで、罠やノロノロの能力に苦しめられたようだがそれでも仲間のために勝利をもぎ取って来たのだ。


そして最後の取引、敵船員ではなく「海賊旗」を戦利品に選んだルフィは、ロングリングロングランドで出会った老人にそれを差し出した。


「……ブッ飛ばして来た!」



どうやらフォクシーに撃たれた老人の馬の仇に勝負を引き受けていたようで、老人はお礼に家でもてなしたいと皆を連れ立って歩き始めた。



家に入ろうとした矢先トンタッタが何かにぶつかって尻もちを着く。


その何か、を視認した矢先ロビンが顔に恐怖を浮かべて立ち竦んだ。
常に冷静沈着な彼女のあまりの怯え様に自然と一味の警戒心が高まる。



「ロビン!?」
「どうしたロビンちゃん!!」



「……あらららコリャいい女になったな…
ニコ・ロビン」



━━━海軍大将・青キジ





「ロビン!こいつのこと知ってんのか!?」


「海兵よ…海軍大将の"青キジ"…世界政府の最高戦力と呼ばれる三人の内の一人がその男…!!」


「大将!?!?!?」


額にアイマスクをつけた気だるそうな長身の男。
一見そこまでの地位も実力もあるようには見えないのだが、この海では見た目で判断できない強さを持つ者が多い。


Aは帽子を深く被り直して顔を隠し、成り行きを伺っていた。



「まー…そう殺気立つな兄ちゃん達、お前らをとっ捕まえる気はねェよ。それよりもアンタ…今すぐ移住の準備をしなさい」





青キジは事情を把握しているようで、老人に向けてそう言い放つと移住のために海を海王類ごと一面凍らせてしまった。
自然系・ヒエヒエの実の氷結人間、これが海軍大将の実力である。





老人は何度もお礼を言って海を渡って行った。そして青キジは再び面倒くさそうに胡座をかくと、まるでなんてことないように呟いた。



「やっぱお前ら……今死んどくか。今は少数だが細かく素性を辿れば骨のある一味だ…後々面倒なことになるだろう。」



「お前さっき捕まえねェって言ったじゃねェかよ!」




青キジは尚も言葉を続ける。



「特に危険視される原因はお前だよ、ニコ・ロビン。
今日までその女に関わった組織は全て壊滅している。
そのシリの軽さで生き延びてきたお前が次に選んだ隠れ家がこの一味という訳だ」

弐拾伍話→←弐拾参話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (148 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
344人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

まどろみマフィア(プロフ) - ぽ、ぽぽぽぽぽポートマフィア?!なんですと?!ギュフフィンフィン(ポトマが出てきて歓喜中の中也推し) (1月25日 0時) (レス) @page37 id: 2cd01fe314 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2022年11月7日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。