少しの勇気 ページ7
ーエ「__お前なんか消えちまえ!!」
あれから数週間いつまでもあの言葉が耳から離れない
完全に嫌われた
それもこれも私の自業自得で
『あ…ネコ』
綺麗な毛並みの白猫が私の足にすり寄ってきた
『お前は何処からきたの?家族は?』
ニャ〜ン
何ネコに話しかけてるんだろ
ウ「…A」
『ウィンリィ…どうしたのまたどこか擦りむいちゃったの?』
ウ「ねぇ…」
『またエド達と追いかけっこでもしてたの?全くドジだなぁ…』
ウ「A…聞いて」
『擦り傷でもちゃんと治療しないと大変なことに「A!!!」…ウィ…ンリィ…?』
ウィンリィが私に怒鳴ることがあまりなかったためとても驚いた
何故私は今怒鳴られたのだろうか
ウィンリィに嫌われた…?
そんなの嫌だ…だって今の私にはっ
_多分私はウィンリィに依存していた
ウ「Aはこのままでいいの…?」
『このまま…?』
彼女の言うこのままとはおそらくエドワードとのことだろう
ウ「このままずっとお互い避け続けて、一言も自分の気持ちを話さずに終わらせるつもりなの?」
そんなの良くないに決まってる…でも
『でも…でも私嫌われた…もう話したくもないんじゃないかな』
ーエ「消えちまえ!!」
だめだ涙が出そう…
ウ「今はエドのことはどうでもいいの」
『えっ…??』
ウ「今大切なのはAがどうしたいのかだよ」
『私が…どうしたいのか…』
ー私がどうしたいのか
ウィンリィの言葉が胸の奥にストンと落ちた
『…謝りたい』
ウ「うん…」
『またエドの笑顔が見たい…!』
頬に水が流れた
ウ「うん…よし!Aがここまで思ってれば絶対仲直りできるわよ!」
あぁ…やっぱり彼女は凄いな
『うん!ウィンリィ…ありがとう私ウィンリィが“親友”で良かった…!』
ウ「A…Aが………」
『ウィンリィ…?』
ウ「Aがデレたぁぁ!?!?!」
あのあと沢山ウィンリィに頭を撫でられた
_ねぇこの時の私は気づいてる?
あぁ…幸せだなぁ
この調子でエドに謝れたら…
_神様なんていう“願望器”なんて
また“四人”で笑うことが出来るかな
_そんな“物”は存在しない
61人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
パンダ丸(プロフ) - 奏さん» ありがとうございます!なるべく更新出来るように頑張ります! (2022年10月13日 20時) (レス) id: aa6cd4977a (このIDを非表示/違反報告)
奏 - 僕は、ハガレンの、小説は、初めてだったのです!面白かったです!更新待ってます!頑張ってください! (2022年10月13日 19時) (レス) @page22 id: 59220ffc51 (このIDを非表示/違反報告)
パンダ丸(プロフ) - 結茜さん» そう言ってもらえると嬉しいです…亀更新ですが何卒よろしくお願いします! (2022年9月24日 0時) (レス) id: aa6cd4977a (このIDを非表示/違反報告)
結茜(プロフ) - この物語好みすぎます…!作者さんすごすぎ丸 (2022年9月23日 23時) (レス) id: abbeda8583 (このIDを非表示/違反報告)
パンダ丸(プロフ) - 十和さん» ありがとうございます!亀更新ですがこれからもよろしくおねがいします!! (2022年9月16日 20時) (レス) id: aa6cd4977a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:パンダ丸 x他1人 | 作成日時:2022年8月13日 16時