JG ページ7
撮影のセット変更の最中俺の番が終わって皆が集まるところに戻れば誰よりも小さい背中を見つけてその細い腰に腕を回した
JG『ヒョン』
『おぉ、グギ。お疲れ』
シュガヒョンに向けていた顔を俺に向けて労うように回した腕を数回ポンポンと叩いた
やっと自分に向いたその顔に満足そうに笑えば向かい側にいるシュガヒョンは面白くなさそうに顔を顰めたけど何も言わないから俺もそのまま樹ヒョンに甘えることにする
JG『ヒョン俺の撮影見てました？』
『見てたよ。かっこよかった。お前は何しても様になるから良いな』
そう褒めてくれる彼に少しだけ納得がいかない
だって俺が終わるちょっと前からヒョンは背を向けてシュガヒョンを見てたじゃないですか
俺を見ないでシュガヒョンと何楽しそうに話してたんです？
何だかんだで2人は共通のものが多くて、俺が分からない話をするからいつもそこに入れないのが酷く嫌だった
SG『ヒョン』
徐にシュガヒョンが樹ヒョンを呼ぶと俺に向いていた顔がシュガヒョンに向いてしまった
あぁ、ダメだよヒョン
『あぁ、悪い。』
SG『大丈夫です。またこの話は宿舎に戻ってからに俺の作業室でしましょ』
『そうだな。じゃぁまた後で』
そう言うとシュガヒョンはふっと笑ってソファがある場所に去っていった
その笑みが明らかに俺に向けられた様な笑みで面白くない
心からドロドロと溢れ出て重くなっておかしくなりそう
『ちょ、グガっ苦しいってっ、』
無意識に腕に力を入れていたみたいで苦しそうに歪んだ表情でヒョンは顔をこちらに向けて腕を叩いた
JG『っあ、ごめんなさい…』
力をゆるめる代わりにヒョンの体を引いて俺の体に密着させた
この服の厚みすらもどかしいなんて思いながらヒョンの肩に頭を擦り付ける
シュガヒョンはずるいなぁ
まるで内緒話をするみたいに俺達を除け者にして樹ヒョンと2人だけの世界を作る
明透に自分のテリトリーである作業室にヒョンを連れ込んで何時間もこの人を独占するのは日常茶飯事で
その度に2人だけの合言葉が増えていくのを見るとどうしようもない喪失感に駆られるのだ
樹ヒョンだってのこのこと相手の腹の中に入るのもおかしい
そんな無防備な態度だといつか痛い目みますからね
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しあ(プロフ) - じょんぐくの名前のところJGじゃなくてJKだと思います！主様のお話好きです♡応援してます՞･·･՞！ (2023年3月24日 0時) (
レス) @page2 id: 5a3971f752 (このIDを非表示/違反報告)
璃桜(プロフ) - bighitがbichitになってますよ (2023年3月12日 22時) (レス) @page2 id: 3567e1bb9f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あまやん | 作成日時：2023年2月7日 0時
