SG ページ42
RM『ひ、ヒョン?大丈夫ですか?』
腰でもやったかと心配になりナムジュンが声をかけるとヒョンの口元から何かがポタリと垂れた
落ちた床を見れば赤い点で、ついで落ちるそれに血の気が引く
SG『イジェンヒョン?!あんた大丈夫ですか!?』
そう声をかけるとイジェンヒョンは口元を押えながら顔を上げた
痛みで顔を少し顰め口元を押えていた手のひらを見てあぁっと小さく零した
『唇噛んじゃったわ』
口の端から垂れる赤を親指で雑に拭うと唇が紅のように色付いた
普段赤いリップを塗ることは無いヒョンの唇が鮮やかな赤に染っている
化粧もして更に白い肌に生える赤は酷く扇情的だった
その赤に染った唇ごと噛み付いてヒョンの口内を食べてしまいたい衝動をぐっと堪える
ヒョンからパッと体を離し、踵を返す
SG『…今スタッフを呼んできますっ』
興奮を抑えるように口元を隠しながらスタッフの元に向かう
脳内にはさっきのヒョンの顔が映し出される
手のひらから目線をあげる時のしっとりとした目元
ぱらりとこぼれ落ちる黒い髪が艶のある目元を隠してただ赤い唇を強調した
その赤ごと舌で舐め取りかぶりついてやりたい、厚い下唇を噛んでうっそりと開いた無防備な口内に己の舌を捩じ込んでやったらあんたはどんな顔で俺を見るのか
できやしない妄想にふるりと肩が震える
あぁ、頭が沸騰しそうだ
下っ腹に集まる熱を払拭するように舌打ちをこぼし俺は足を進めた
186人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しあ(プロフ) - じょんぐくの名前のところJGじゃなくてJKだと思います!主様のお話好きです♡応援してます՞・·・՞! (2023年3月24日 0時) (レス) @page2 id: 5a3971f752 (このIDを非表示/違反報告)
璃桜(プロフ) - bighitがbichitになってますよ (2023年3月12日 22時) (レス) @page2 id: 3567e1bb9f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あまやん | 作成日時:2023年2月7日 0時