〜番外編〜 ページ7
ソホレ「おい。A…起きろ！今日は俺とピクニックに行く約束だろ！」
『…ん？ふぁあ〜…ふふっ…おはよう、ソホレ。』
ある日の教令院の朝。
兄弟の片方、弟の方は自身の親友に朝早く起こされ、前日約束していたピクニックの準備をしていた。
今回のピクニックは弟の兄の研究ついでではあるが、二人はそれに関係なく楽しむことにした。
ザンディク「…」
兄の方はそれを良く思っておらず、恨めしそうに弟の親友を見つめていた。
ー昼下がりー
『お兄様！ソホレ！ピタを作ったので食べましょ？』
ソホレ「！おっ！ピタか！Aのピタは美味いからな！な？ザンディク！」
ザンディク「…そうだね。」
弟とその親友が仲良さそうに語り合っている時、フツフツと兄の心の中はドス黒い感情に呑まれていく。
ザンディク(なぜ、Aとの時間を邪魔するんだ。せっかく今日は二人っきりでできると思っていたのに…。)
そんな時…
ソホレ「あ！A！顔にソースがついているよ。とってあげよう。」
『えへへ、ありがとう…ソホレ』
弟は照れて少し頬を赤らめて感謝をする。もちろんそれもあるが、その距離感が友人の距離感じゃない為、兄の何かが切れた。
『…？お兄様？』
ザンディク「…」
ソホレ「！おいっ！ザンディク！どこ行くんだよ！！」
怒った兄は無言でその場から離れ、自分が考えていたことを実行した。
その考えていた事とは…弟をわざと孤立させるための噂を流し自分しか見なくするためのことだった。
もちろん、兄は教令院では優秀な人材な為人々はすぐにその噂を信じ、弟をいじめるようになった。
兄は自分の仕業だと分からないようにしているようだが、それは弟の親友であり、自身の親友でもあるソホレにバレていた。
ソホレ「ザンディク！お前ッ、どう言うつもりだよ！お前の家族だろ！」
ザンディク「お前に関係ない。Aに近づくな。…どうした？不満か？…ほう？どうやらお前の感情は俺と同じのようだな？」
ソホレ「？…ザンディク？」
ザンディク「分かった。噂を流すのはやめよう。」
ソホレ「！本当か！？」
ザンディク「だが…そのかわり、お前にーーー…。」
ソホレ「そんなっ、嘘だろ…」
兄が親友に話した交換条件とは、いったい何なのかは、弟が後々知る事実になるだろう。
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りんご - なんでも敵キャラが好きなもので…執行官のことを書いてくれるのすごく嬉しいです！更新待ってます！がんばれー (2月16日 20時) (
レス) id: b6f4e9157d (このIDを非表示/違反報告)
風元素使いのりんご(プロフ) - りんごさん» わぁぁあ！！？忘れてました！教えていただきありがとうございます！( ；´Д｀) (2023年4月16日 22時) (レス) id: b1c890f4d4 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - オリ‘フラ外し忘れていますよ！💦 (2023年4月16日 20時) (レス) @page1 id: 40f7098858 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愚人衆@渡り鳥 | 作成日時：2023年4月16日 9時
