五話 ページ7
クラスメイト「え!?えぇ!?もしかしてさとみ君Aのこと好きなの!?」
え…
桃根が、私のことを…?
そ、そんなわけ…ないよね
さ「…さぁ?」
と意味ありげに笑った桃根。
は…
クラスメイト「きゃぁぁぁぁぁあ!!!」
やめてよ…そんな意味ありげな言い方…
まるで…
私のこと
本当に好きみたいじゃん…
さ「ふっ…A」
『へっ…?』
突然名前を呼ばれて間抜けな声を出す
さ「…ピト」
え
いきなり頬を触られる
ちょ、ちょっとまって!?
なになになになに!?
だんだんと近づいてくる綺麗な顔
えぇ!?
やばい!
ぎゅっと目をつぶると
さ「ふふっ…顔、真っ赤」
『へ?』
びっくりして目をあけると数センチ先に綺麗な顔が
さ「なに?wどしたの?あ、もしかして…期待した?」
『なっ!』
さ「wwwごめんごめん」
こいつ…私をもてあそんでる!!
負けじと私は桃根の耳を引っ張る
さ「痛い痛い!!わかった!悪かったから!!離せ!!」
『乙女の心を弄んだ罪は重いんだ!!』
さ「うわっ!!まじいてぇ!!離せっ!!まじやめろ!!!」
『まぁ、今日はこんくらいにしといてやる』
さ「まじで痛かった…」
『ふんっ当然の報い』
さ「ったく、加減ってもんがあるだろ」
『桃根が悪い』
さ「まぁじ痛ぇ…」
『そんなもんほっときゃ治るっしょ』
さ「それやった本人が言うか?」
『だから当然の報いだって』
んふふ…悪は滅びる☆
まぁ…ちょっと可哀想な気もするけど…
まぁ、いっか
それにしてもさっきの桃根の言葉。
〖俺は嫌いじゃない〗
って言葉…
やっぱり気になる
本心なのか
それとも
冗談なのか
あれ?
なんで私こんなに桃根のこと…
気になってるの?
この気持ちには見覚えがある…
いや、違う。
そんなはずない…
そんなはず…
『…っ』
私は自分の気持ちに蓋をした_
もうあんな思いしたくない…
こんな気持ちになっても自分が傷つくだけ
だから。。。
私は自分を守るために
誰にも悟られないように
自分の気持ちに蓋をした。
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作者名:はーちゃん | 作成日時:2021年9月14日 18時