二話 ページ4
「Aって、メイクとかしないの?」
『え?』
友達と休み時間に話していたら突然放たれたそこ言葉。
うーん…メイク、か
『やってはみたいけど…似合わないし』
「そんなことないよ!やってみよ!」
『いやいいよ!』
「えーもったいない。メイクしてみたくなったら言ってよね!」
『はいはいw』
私なんかに似合うわけ無い。
こんな私なんかに…
さ「えー勿体ない。メイクしたら絶対かわいくなるのに」
『わっ!…って桃根か』
さ「なんだよ、いちゃわりぃか?」
『そんなこと言ってない』
私がそう言うと、腹を抱えて大爆笑する桃根。
頭大丈夫かな
さ「てか、メイク本当にしないの?」
『別に桃根には関係ないでしょ』
さ「えーいいじゃーんみたいんだもん」
『何であんたに見せるためにメイクしなきゃいけないの』
さ「けちぃー」
『はぁ…』
そんな期待するようなもんじゃないから
期待するだけ無駄。
さ「…あのさ」
『なに?』
さ「お前はちゃんと女子だからな」
『え?』
さ「じゃ」
『ちょ』
どういう意味でいったんだろう…
お前は女子なんだからもう少し女子っぽくしろとか?
桃根のことだからありそう。
なにアイツ…
そんなの…
そんなの…自分が一番分かってる
でも
そんなの私には似合わないから
興味ないフリをする。
逃げてばっかりだなぁ…
いつから…だっけ
おしゃれにも自分磨きにも
興味ないフリをし始めたのは…
あぁ…あの日からか
あの日から私は…
自分に嘘をつくのも
周りの目を気にするのも
自分を着飾ることの意味もわからなくなって
全部全部
嫌になった
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短くてすみません…
なんかシリアスっぽいですけど違いますからね!
なるべく暗くならないように頑張ります…
さてさて夢主ちゃんの過去とはいったい?
なんかこの小説短くなっちゃうかもしれないです…
頑張って長くします(?)
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作者名:はーちゃん | 作成日時:2021年9月14日 18時