一話 ページ3
『みんなおはー!』
クラスメイト「おはよございます!姉貴!!」
『え、ちょなに!?』
モブ美「実はですねぇ…」
?
どうも姉貴こと、清水Aです。
たった今クラスに入ったらクラスメイトからとんでもない声で挨拶されました
…なんかあるな
『もしかして宿題写させてとかじゃないでしょうね』
と言うとみんなが分かりやすく固まる
え、まってまじなの?
『みんな…昨日なにしてた?』
クラスメイト「ひっ…」
『まぁ、いいや、はい』
クラスメイト「さすがっす!姉貴!!」
『だから姉貴じゃない!』
すると、
「はよ〜なに朝からさわいでんのー」
と、のんきでけだるそうな声が
この声は…
『桃根!おはよ』
さ「はよ、何この状況w」
『宿題写させてだって』
さ「あーね」
『みんな、ほら早くしないと授業はじまるよ?』
クラスメイト「あ、姉貴ぃ!!」
一生ついて行きます!なんて大げさなクラスメイト。
さ「お前本当、姉御肌だよな」
『うーんそう?』
さ「そうだよw」
『わかんないやw』
さ「まじかよ」
こいつは桃根さとみ。クラスの人気男子で、イケメンなためモテる。
ずるい。
さ「でもさ、あんま無理すんなよ」
『?何で?』
さ「お前も女の子なんだから」
『え』
と、不意でこんなことをサラッと言う彼。
私は性格とかからクラスメイトからは姉御と言われている。
男子は私を女の子としてなんて見てるはずがない。そう思ってた
ひとりを除いては。
そうそれはこいつ。桃根さとみ。
イケメンなクセにサラッとこんなこと言うからドキッとする。
好きな訳ではないけど。
何で私のことそんな風に言うんだろう…
他の男子はみんなそんな風に言わないのに
私はそんな彼のことが、
少し気になっていた。
少しだけ…ね
5人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:はーちゃん | 作成日時:2021年9月14日 18時