私は天竜人なのです II【麦わらの一味】

60話 ページ13

『ロビンならきっと私より早く黄金郷へたどり着くはずね・・・他の3人は分からないけど・・・』





何とも出だしから予定通りに進むことができてはいないが仕方がない

このメンバーで予定通りの「よ」の字もはじめからありゃしない




『(気配がどんどん消えていってる)』





森の中には多くの気配があるが先程からどんどんとその気配が消えていっている事がAには分かった




『(何かくる・・・！！！)』




森を南へ進んでいるといきなり向けられたことのないほどの殺気を感じた




〈 ズ バ ン ！！〉




素早く後ろへ逃げたAが先程まで立っていた地面はえぐれていた



逃げるのが遅れていたら怪我をしただろう




攻撃を仕掛けてきた相手を見るとツノが生え犬のような耳と翼のついた男だった




『誰！！なにをしたの！！？』




神兵「"ゴッド・エネル"の命によりアッパーヤード内一勢掃除を仰せつかったメ〜〜〜！！「神兵」精鋭50名！！！もはや逃げ場はないと思われよ！！アックスダイアルの威力ご堪能頂く！！メ〜〜〜〜！！！」




そう言いアックスダイアルと呼ばれるもので攻撃を仕掛けてくる




『(斬撃か・・・それなら刀でなんとかなるわね)こっちも簡単に消される訳にはいかないのよ！』




Aは神兵に向かい一直線に走り出した


まさかこれが彼女の初めての戦いだとは誰も思わないだろう




神兵「無駄だ！」


そう言い神兵はアックスダイアルを放つ



しかしAは隙を見つけ攻撃を避けながら神兵を一撃で倒してしまった



神兵「グフ・・・」




『(神兵達もきっと恐怖で逆らえないんだわ・・・)』




神兵がエネルに対しての忠誠心などないことは音を聞けばAには分かる




『(死んでないわよね、)』




倒した神兵に近づき行きを確認するとホッと胸を下ろし黄金郷へと進んでいく




Aは初戦にして無傷で勝利したのだ

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