検索窓
今日:4 hit、昨日:5 hit、合計:11,237 hit

及川・岩泉6 ページ6

岩泉(中身及川)side

___あれっ、俺今日はセッターじゃないや。

そう思って岩ちゃんの方に振り向く。どうやら相手も同じことを思っていたようで。

「どうすりゃいいんだ!クソが!!」などと頭を抱えて落ち込んでいる。
まぁ、どうすればいいか、なんて……さ。

俺はフリーズしている相棒の肩を叩く。

岩(及)「はぁい、落ち着いて。今日は俺がスパイクを打つか「うるせぇ。俺の顔をでヘラヘラすんじゃねぇ。」……酷い。」

気を取り直してもう一度。ゴホンと咳払いをする。

岩(及)「まっ、しょうがないね。今日は。俺がスパイカーやるから。」

完全に岩ちゃん(俺の姿をした岩ちゃん)が崩れ落ちた。………俺が崩れ落ちたように見えるからやめてよー!

及(岩)「俺が…あのクソ川の……役……をしろと? あんなチャラい男の……ヘラヘラした…あれを…やれというのか…」

岩(及)「ねぇちょっと。」


結構グサッときたよ?!酷くない?!っていうかそんなこと心のなかで思ってたの?!

拗ねてロッカーの隅で丸まっていると、「おい。」と声を掛けられた。

及川(岩)「花巻とか、松川とかに言うか?」

それは考えていなかった。うーん………と二人でうなる。静寂が二人を包む。

及川(岩)「どうするべ。」

岩(及)「んー………。言わなくていっか。そっちの方がハラハラして楽しいでしょ?」

別にスリルなんか求めてねぇよ、という岩ちゃんのセリフは華麗にスルーした。

岩(及)「俺は演技が上手し、ずっと一緒にいたんだから岩ちゃんの行動なんか直ぐに再現できるよ!」

そっちこそ普段の俺を演じてよ? と言うと本日二回目、岩ちゃんが崩れ落ちた瞬間を見てしまった。
…………そんなに嫌なの?!?!
及川さん泣いちゃうよ?

及川・岩泉7→←及川・岩泉5



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (13 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
16人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

彩芽翡翠(プロフ) - 莉希さん» ありがとうございます! (2016年5月11日 19時) (レス) id: 4695d34654 (このIDを非表示/違反報告)
莉希(プロフ) - 設定がオリジナル作品になっていますよ (2016年5月11日 18時) (レス) id: bc5faab83d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:彩芽翡翠 | 作成日時:2016年5月11日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。