【HQ!!】入れ替わり事件2 (ページ11)

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及川・岩泉12 ページ11

in授業風景

数学

及(岩)「…………」

先生「及川君起きなさい。」

体力があるといえども他人の体を使って動くのは消費が激しいらしい。そんなこと先生は知らないのだか。

先生「マイナス3点…っと。」

国語

先生「岩泉くん答えてください。この古文の意味は？」

岩(及)「はいここは＿＿＿」

教室がざわめく。

「岩泉が答えてるぞ……」「いつも寝てるくせに」

及川「(岩ちゃん……どうなってんの)」

体育、ドッチボール

及川と岩泉のクラスは合同である。

及(岩)「いくぜっ！」

バシッと決める。

女「今日の及川君くんなんか男気があってかっこいい！」
女「そうそうなんかワイルドな感じ！」

キャーっと声をあげる女子たち。その隣でギリィｯ…と歯ぎしりする男子。

男「なんなんだあいつ……」
男「本日の標的(ターゲット)、及川」
男「イエッサー」
及(岩)「(ゾクッ)」

男「うらぁ！」

投げるが軌道が変わり女子のコートの方へ飛んで行く。

女「キャッ！」

そこですかさず
岩(及)「大丈夫？怪我してない？…ねぇか？」

女「岩泉くん…」

気のせいか頬がポッと赤くなっている。
平気だから…と呟き、タタタ…と自分のコートに女子が戻る。

それをみていた男子たち。

男「野郎ども。岩泉もだ。」

男「サーイエッサー」

途端にほのぼのとゆるかったドッジボールの授業が殺伐としたものになった。
ボール回しのも途端に良くなる。

男「「女子にモテやがってえぇぇぇ！！」」

岩(及)「ちょっ？！うわっ！」
及(岩)「てめえら後で覚えておけよっっっ！」

＿＿授業終了＿＿