52(NY) ページ4
そこから私達の秘密の関係が始まった。
ウジ君がSEVENTEENの皆んなから聞いた情報を教えてもらい、そこからAちゃんと一緒に話し合い、解決策を導き出していくというものだ。
ウジ君曰く、今日もジョシュア君は見つかっていないらしい。本当、どこに行っちゃったんだろう。
WZ「…てな訳で、今日も進展はなかった。」
NY「そっか…早く見つかってくれたら良いんだけど…」
放課後、私達は空き教室で窓の外を眺める。もう空はすっかりオレンジ色になっていた。
沈黙が続く中、ウジ君が口を開いた。
WZ「俺、アイドル部やってんの知ってるだろ。」
NY「知ってるよ?すっごい人気だもんね。」
WZ「俺が部活やってんのは、純粋に楽しいからなんだ。メンバー達も凄い生き生きしててさ。その空間が、なんつーか…俺にとっては癒しなんだ。」
NY「うんうん。私も何回か見たことはあるけど、心の底から楽しいー!って感じ、伝わってくるよ。」
WZ「でもさ…ジョシュアが居なくなっちまってから皆んな上の空で。そりゃそうだよな。分かってはいるけど、どうしても耐えられない。それに、Aだってそうだ。あいつは知らないうちに俺達の中で必要不可欠な存在になってってさ。」
NY「…会いたい?」
WZ「そりゃあ。勿論。まあAは会おうと思ったら会えるけど…今はそんな時期じゃ無いって分かってる。だから我慢だな。」
Aちゃんがウジ君を選んだ理由がよく分かった気がする。彼は仲間想いで、自分の気持ちを押し付けない、みたいな。そんな感じがする。
NY「ウジ君。私、頑張るから。絶対ジョシュア君を取り戻そうね。」
そう言うとウジ君は小さく微笑んで、
WZ「おう。」
とだけ答えた。
もうジョシュア君が居なくなってから1週間。早く彼を救い出さないと。
ウジ君の本音を聞いた日は、そう覚悟した日だった。
76人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まちはぐ(プロフ) - もちさん» ミカンちゃんから聞きましたよ〜!!読んでくれて本当にありがとうございます!!これからも頑張ります!! (2019年8月22日 22時) (レス) id: 362e6a4942 (このIDを非表示/違反報告)
もち - 路地裏の狼おもしろかったです!!! ハッピーエンディングでとても嬉しかったです>< 次の作品でもがんばってください! (2019年8月22日 20時) (レス) id: 6d4e2e3e46 (このIDを非表示/違反報告)
まちはぐ(プロフ) - ミカンさん» 初めての作品が終わっちゃうって私でもちょっと寂しかったなぁ…。でも新しい作品もどんどん書いていくので期待しててください!! (2019年8月22日 10時) (レス) id: 362e6a4942 (このIDを非表示/違反報告)
ミカン - いや〜!!オンニ〜終わってしまうの!見るのが楽しみだったのに!今までお疲れ様でした!!次の小説楽しみにしてます!!、、ん、オンニまって、次って新しい小説かくんですか? (2019年8月22日 6時) (レス) id: 6d4e2e3e46 (このIDを非表示/違反報告)
まちはぐ(プロフ) - ミカンさん» ミカンさんこんにちは〜!ジョシュアペンへといざなうまちはぐです( *`ω´)後の話の流れを早くまとめられるよう頑張りますね!! (2019年8月19日 17時) (レス) id: 362e6a4942 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:まちはぐ | 作成日時:2019年7月20日 22時