路地裏の狼。２【SEVENTEEN】

69（You） ページ22

久しぶりの韓国。

この空港も凄く久しぶりだな。

私は世界中を旅してきた。

例えば、日本。

久々にナユンちゃんと会ってきたけど、
彼女は相変わらず元気そうだった。

そして、フランス。

私はそこで有名なスタイリストさんの弟子となって修行した。

スタイリストの仕事はとても楽しくて、やりがいもあった。

これは天職かな、と思った。

そして、その経験を経て私は就職先をゲットする事が出来た。

今はそこへ向かっている最中。




『お、Aだね？』

「はい！今日からお世話になります。」

『丁度人手不足で困っていた所でね。
来てもらって助かるよ。』

私はその人に連れられてドアの前に立つ。

何か緊張するなぁ…。

この中にいる人は誰も私が来ることを知らないんだよね。

私はドアを勢い良く開いた。

メンバーの皆んなは目を大きく見開いて驚いている。

「今日から皆さんのスタイリストを務めさせていただきます！よろしくお願いします！」

JS「Aっ！！」

ジョシュアが駆け寄って私に抱き着く。

「うわっ苦しいよ〜。」

JH「お前だけずるいぞ！！俺も！！」

ジョンハンを筆頭に皆んなが抱き着いてくる。

「うわっ！！もういいって〜！！」

やっとの事で離してもらえると、

HS「これから一緒に仕事できるんだよね！」

とホシが聞いてきた。

「うん！これから一緒に頑張ろうね！」

ああ、これから楽しくなりそうだ。

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