あー。大丈夫慣れてるから。 【鬼滅の刃】

・ ページ12

翌日。



____________________ﾁｭﾝﾁｭﾝ ﾁｭﾝ


『……朝か…眠…』


あれから家に帰っても誰もいなかったから黒猫も見つからなかったし


殴られもしなかったから良かった


ふと隣に暖かいものがあるのを感じて横を見た


ニャァ


『(あぁ、そういえば猫いるんだった)』


手を伸ばし黒猫を撫でる


黒猫は嬉しそうに擦り寄ってくる


黒猫はカーテンの隙間から出た光に当たって綺麗な黒曜石の様に輝いている


『(綺麗な毛……あ、名前どうしよう…)』


いつまでも「猫」と呼んでいたら可哀想だ


名前はつけなければいけない


『うーんどうしよう？何がいいかな…黒猫…ねこ…
黒猫は良く不幸とか言われちゃってるし……
幸せ……あー、んー？…
あ、、幸(ｻﾁ)うん。幸にしよう。あなたの名前は今日から幸よ。
さーち。OK?いい名前でしょう？』


ニャアー


『さて、着替えてご飯食べて裏山に行くわよ
　幸の餌も買いに行こう』


ニャー


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ｻﾞｯｻﾞｯｻﾞｯ


ｶﾞｻｺﾞｿ


『うん、こんなもんかな』


私がよく来ていた裏山の頂上に幸の家を建てた


とは言っても簡単な物だが


大きめの段ボールに猫用のトイレと毛布、

それから水と餌を入れる為の容器を置く


そこに2人用の傘を立てる。

これなら段ボールも良い感じに覆えるし雨もしのげるだろう


『ほら、ここが今日から幸のお家よ
　どう？って言っても一般の奴に比べればダメダメだけど……』


ニャァー


幸が段ボールの中に入って毛布の上に寝そべった


『気に入ってくれたっていた事で良いのかな？』


ニィー


『ふふっ良かった。あ、もうこんな時間ごめんね、もう行かなきゃ
　毎日ここに来るからね。またね』



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『こんな事もあったなぁ、幸と私の出会いって』


『あれからもう3ヵ月だよー？幸ー』


ニャァー


『ここにある時間は幸せだなぁ』


いつも幸せなら良いのに


でも違う


幸せはずっと続くわけじゃ無い


私にも、もっと幸せをくれても良いのに


神様は不公平だ


でも大丈夫。いつものことだし









今はこの幸せを逃さない様にしよう

.°(ಗдಗ。)°.→←・

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