四つ葉のクローバー13 過去編4 ページ14
四「何でだよ…？」
少し険しい顔をしながら、そう訪ねてきた。
少しためらいながらも、私は正直に話した。
貴「実は私、明後日にここの施設から居なくなるの」
四「居なくなるって……なんで……？」
貴「ある人に引き取ってもらうの」
四「っ！？それって、理みたいにか！？そんなのっ……！！」
実は、この前、環くんの妹の理ちゃんが引き取られたばかりだった。
環くんは嫌だって断ってたんだけど、理ちゃん自身が行きたいって言って、納得しないまま引き取られた。
四「……お前、絶対に幸せになるのか……？」
貴「…うん。そんな気がする」
四「……Aが幸せになるなら、俺は止めない……」
貴「……ありがとう」
これ以上会話をすることは無かった。
いや、会話をしたらダメな気がした。
ーーーーーー
ーーー
ー
貴「……じゃあ、ばいばい」
四「……ん」
環くんはふてくされているなぁと思っていると、いきなり抱きつかれた。
貴「た、環くんっ……！？」
四「俺は…Aを迎えにいく。それで、理も迎えに行って、3人で幸せに暮らす！その証に、これ」
そっと渡されたのは、四つ葉のクローバーのネックレスだった。
四「これ、持ってて。俺も持ってる。これがあったら、すぐ分かるだろ？」
貴「……うん！！」
そして私は、武本さんの車に乗りこんだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 110人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なつめみく - 神杉て死ぬ。環くんのしょうせつとか神でしかないよ、、 (10月3日 15時) (
レス) id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
セツナ(プロフ) - ユナさん» コメントありがとうございます！Σ(´□｀;)確かに一織がっ！すぐ直します！ (2017年12月29日 14時) (レス) id: 2130f82184 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - 面白かったです。此れからも頑張ってください あと、伊織ではなく一織ですよ。 (2017年12月29日 2時) (レス) id: 354bada69a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
