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―ヌナ〜！ランチいつにする？
――…今度の月曜日は？
―…約束忘れてたでしょ？
――そ、そんなことは!!
…あったんだね。
だって歓迎会があったのは先月。
ま、忙しいのは分かってるし。
おれも忙しかったし…。
結局来週の月曜日、仕事前に決まった。
お店はヌナが行きたいって言ってた生パスタのイタリアン食堂。
おごるのはヌナだから、ヌナの食べたいものにしようと提案したら、生ハムの冷製パスタをご所望とのこと。
―じゃぁお店予約しとくから。
田舎だし、本当なら一見でも入れる。
それでもあえて電話するのは…
「え、何この席！絶景だね〜!!」
テラスから街の景色が一望できるカップルシートにするため。
新しい環境に慣れてきたとはいえ、きっとストレスも感じているだろうヌナ。
「えへへ〜、ヒーリングだよ！」
地元の情報誌で特集が組まれていて、ヌナにもこの景色を見せたかった。
注文は生ハムの冷製パスタと定番人気メニューの濃厚カルボナーラ。
来る前から決めていたのに、メニュー見て迷いだしたから。
「おれが頼むから、シェアしたらいいじゃん！」
「いいの？ありがとう！」
今日はヌナの笑顔を見に来たから、そのくらいお安いご用だ。
ローズヒップのアイスティーで乾杯した。
「頂きます」
「どうぞ召し上がれ〜」
笑いかけると、フォークで器用にパスタと生ハムをくるんだ。
食べ方綺麗だな‥
見とれていると、ヌナの口へ運ばれる。
‥おいしそうだ。
モグモグと頬張りながらヌナの瞳がキラキラ輝いていく。
あ、これは！
「…うまっ！」
うん、大正解。
幸せそうに目を細めるヌナが可愛かった。
「ベッキョンも食べてみてよ！」
「おう！‥うまっっ！！」
濃厚は伊達じゃない。
チーズがたっぷり入っていてこれはヌナが好きそう。
チラッ、隣を見れば、物欲しそうな目をしてる(笑)
おれはそれに笑顔で一端スルー。
ガーンという効果音が付きそうな感じで、ヌナが視界の端で項垂れた。
‥くく、ほんと可愛い。
しれっと次の一口をフォークによそう。
ヌナの視線がフォークを追う。
‥仕方ないなぁ。
「ほらA、あーん♪」
「…!!あー‥んッ！おいひぃ♪♪」
喋れてないし(笑)
バカップルみたいにいちゃついた。
「私が奢るはずだったのに〜」
ヌナがお手洗いに行った隙に支払いを済ませれば頬を膨らませる。
「今日は車出してもらったからお礼だよ。
A、今度の日曜日にちゃんとデートしよ！
奢るのはその時で、ね！」
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ageha(プロフ) - もっちさん» ありがとうございます！アンケートの御礼文を加筆しました。キュンキュンしていただけて何よりです！キャラとか大分崩壊してると思うんですが‥次はどうしましょうかね？(笑)とりあえず裏の続きを書きます(*￣ー￣) (2016年2月6日 11時) (
レス) id: 637dbcfcc6 (このIDを非表示/違反報告)
もっち(プロフ) - もう、キュンキュンしかない！( *´艸｀)うふふうふふしながら読んでしまったよ＼(^_^)／ (2016年2月6日 10時) (レス) id: c74f559774 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ageha | 作成日時：2016年2月6日 2時
